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「自分はこれから一体どうなってしまうのか」
刑事被告人となり、かなりの月日が経ってしまっている中で、今後の生き方をどうしていけばいいのか判らなくなってしまう時があります。
保釈されていなければ、今頃は拘置所にいるはずです。幸いなことに今の私は保釈され、裁判準備を行いながら毎日を過ごしています。
現在、私は仕事をしていません。会社は休職扱いとなっています
裁判所が決定した保釈条件は、現勤務先の関係者との接触を禁じています。これは罪証隠滅の防止や、証人になる可能性がある者に対しての不当な働きかけをさせないためです。
給与所得者(サラリーマン)が働けなくなると、生きていくことはできません。そう考えると裁判が終わるまで他の仕事で繋いでいけば良いかもしれませんが、そうも簡単にはいきません。今の会社は兼業を認めてくれないからです。
会社は「起訴=有罪」という方程式のもと、自主退職しない私を兵糧攻めにしております。今ここでそのことを争っても仕方ありませんので、今回の刑事裁判が終わったら、あらためて考えていきたいと思っています。
そもそも私は今回の事件(建造物侵入・窃盗)の犯人ではありませんので、推定無罪どころか、自分の中では断定無罪なのですが、起訴されている以上、そこを判断するのは裁判所ということになりますので、この日本では判決が下るまでは、どうすることもできません。
その司法の中における「推定無罪」という枠の中で、現実問題として自分の生活をどうしていったら良いのか、非常に悩むところであります。
表面上では経済的な制約を受けない形となっておりますが、居住地が制限されているため、この近辺ではなかなか自分に合った良い仕事がありません。
経験がある方ならご存知かと思いますが、みだりな転職は自身のキャリアに対してマイナスです。また離職期間が長いと、同様に転職活動をする際、ネガティブ要素になってしまいます。
なので、私は「じっくり取り組める次の仕事」が正式に決まるまでは今の会社を休職状態にしているわけです。
とは言っても、失職状態ではないので失業保険は給付されません。そのような状況下でも、住民税や社会保険料はきっちり請求されます。私自身、潤沢な経済環境の中で生活している訳ではありませんので、どこかのタイミングで何らかの経済活動をしていく必要があります。
今は実家に身を寄せ、何とか暮らしていけていますが、長期間にわたって失職状態を続けることは難しいです。今ある資金が枯渇すれば、身動きが取れなくなってしまうからです。
そう考えた時、「就職」の二文字が頭をよぎります。(「起業」という選択肢もありますが・・・それができるなら、とっくにやってます 笑)
たまたまかもしれませんが、いくつかの企業からご縁をいただいております。しかし、刑事事件で係争中とは言えません。。。 ここに葛藤があります。無実なんだから堂々としていれば良いのですが、いくら何でもその事実は伝えられません。
裁判がいつ終わるか分かれば良いのですが、初公判も未定の中、有罪判決となった場合は当然上訴ということになってしまうと、もうあと少しだけ我慢というレベルではないと予想ができます。
ここに司法制度の問題があります
裁判が長期化すると、無実であってもこのような不利益が生じますので、裁判を早く終わらせるために結局「罪を認める」人も出てきてしまうのです。でもそこで諦めてしまうと、その不利益は一生ついて回ることとなります。
今、転職活動をするにしても結局は”賭け”です。そして裁判の結果によっては折角私を信じて採用してくれた人をも裏切ってしまう結果になるかもしれません。
そう考えるとため息が出ます。
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