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新しいことにはまだ名前が付いてない

※本ブログは、QUMZINEアドベントカレンダーに参加しています

なにをやってる人か、なにをやってる会社かわからない。

前職の時は「会社」の部分が「部署」だったりするけど、だいたいいつもそう言われてきたし、今も言われがち。

たしかに、いまUXデザイナーなのかと問われると、新しいサービスや仕組みを考えたり、人と会ったりしていることが多いのでそうとも言い切れない。
役員をやっている会社はコンサルタント業に分類されるけど、ほぼ全員コンサルタントの素人で、社長からして何がコンサルタント業務なのかもよくわかってない。
ただ誰かと同じことをやってない謎の自信はある。

自分にはいつからか信念があって、それは名前が付いた瞬間からだれでもができることになってしまうということ。

そう。
新しいことにはまだ名前が付いてない。

たとえばインダストリアルデザインと言われる、オーディオセットやラジカセの外観デザインをしているときは、当時はまだ回路エンジニアの仕事だった操作部と表示のインタラクションをデザインし始めて、上司から「そんなのはデザイン部の仕事範疇じゃない、本来の業務をやれ」と怒られていた。つまり当時はまだUIデザインやインタラクションデザインという名前がまだなかったので通じなかったのだ。
あとから職種ができて、あー自分がやってたのはそんなことだったんだと。

そんなことをつらつら考えていたらちょうど尊敬する志水静香さんのnoteにこんな一文がありました。

...制度や仕組み、メソッドは必要ですが、そのうちコモディティ化してしまいます。例えば25年前に私が導入した人事のERPシステムや今話題のジョブ型は、その時には価値があったけれども、今ではゴミです。ドラッカーが指摘するように、あらゆるものは出来上がった途端、あっという間に陳腐化してしまいます。

いや見事に代弁してもらいました。この一文は最後の方に出てくるけど、それまでの話もとても素晴らしいので全人類必読です。

さて来年もなにをやってるかわからない人として自由に動いていきたい。

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