3年間経験したこと
契約が終わってもうすぐ1年になるのですが、
実はコロナ禍の半年くらい前から、介護老人施設へ介護助手の仕事をしていました。
普段の仕事は続けながら、週休2日のその2日間を、何か未経験の世界で勉強したいと考えていたときに、運よく働くことができたのでした。
なので月8日間働いていたのですが、最後の方は普段の仕事がどんどん忙しくなり、出張が増えた関係であまり勤務に入れず(コロナ禍で出張後の PCR検査と様子見の期間が必要だった)、最後は契約満了という形で続けることができなかったのです。
とはいえ、3年間続けれたことは自分にとって満足でした。施設でお世話になった方々(入居者、介護士、看護師、先生、スタッフ他)には感謝しか今もないです。
経験して思ったこと
当時から介護施設がニュースになることはあったので、僕もそういう現場を目撃することがあるのかなと、少し想像はしたのですが、実際は全くそんなことはなかったです。介護士の皆さんのプロフェッショナルぶりを目の当たりにして、ついていくのが必死でしたし、「ここで学んだら親の介護もバッチリだぜ」なんて考えていた自分の甘さを思い知らされましたし、コロナ禍で面会も出来ずに過ごす入居者の方々の寂しさも痛感しましたし、最前線で現場に尽くし続ける看護師・介護士の方々の労働の大変さも間近で知ることができました。一度経験してからは、介護やヤングケアラーのようなニュースに対して、全く違う受け取り方をするようになりました。
介護士や看護師の待遇をあげるべき
高齢化が進み、人材不足が叫ばれて久しい業界です。もっと高待遇かつ、短時間でも参加でいるような環境を早く作らないと大変なことになるんだろうな、と身をもって知りました。
いつかボランティアで役立つ時が来るかもしれない
もうすぐやめて1年になりますが、「介護」には専門のプロフェッショナルが必要なのだと今も強く思います。家族だけでなく周りのサポートが無ければ絶対無理です。僕が経験したことは、いつかどこかで役に立つかもしれない。時々、あの頃のことを思い出し、そんなことを考えます。
次回新作短編映画の制作費を募っています