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維新の公認落ちた!日本どうする?⑥。豊島区の問題について4年間考えてみた。24年間区長が変わらなかったことの良い点と悪い点。悪い点のひとつが議会との馴れ合いなのだろうか。

私はこのまま日本は、失われた50年に突入すると思っています。
気付いたら、世界の中でも貧しい国になっていた。
今でも十分のその傾向が強いはずが、気づく人が少ない。
実感できていない。危機感がない。打開策がない。
国民も政治家も、そのまま時間がすぎていってしまう可能性が高い。

4年前の統一地方選挙。あれから、豊島区の問題点について考えてきました。
正直、これといって致命的な問題が点が見つからない豊島区。
そこそこ幸せな生活が実現できていて、住みよい。
最近の住みたい街アンケートでは1位を池袋が飾る時もある。

可もなく、不可もなくの合格どころか、
23区で最も伸びしろがある自治体とと考えていたら、
24年間の硬直と功罪も浮かんできた。

区長が長く職についていれば、
良い面もたくさんある。
長期計画が組めますのでじっくり政策を実現できます。
例えば民間マンションプロジェクトと一緒になった豊島区役所移転事業、
ハレザやグローバグリングなどの大規模な公園リニューアル。
これは区長が多選なゆえにできることとでしょう。
また、都や国の信頼や協力も得やすいので認定事業も
それが国際アートカルチャー都市事業やSDGs未来都市モデルなのでしょう。

ではいいことばかりか?

豊島区は「消滅可能性都市」という負のイメージをうまく使って
逆に人々に印象の残る区政を行なってきた。
これはうまかったと思う。豊島区以外で「消滅可能性都市」がどこなのか知らない。
ただし、この「消滅可能性都市」は国が認定したり、
都が指定したものでもなんでもない。
民間有識者でつくる日本創成会議が発表した民間の一指摘でしかない。
話題になってニュースにもなったが、
そんな指摘を無視してもいいのだが、
東京で唯一の不名誉だったことを豊島区は逆手に取った。
その後は「消滅可能性都市」をしつこく利用した。

それは「消滅可能性都市」から脱却できる根拠があったからだ。
脱却できないなら嵐が去るのを待った方が得策だが、
確実に脱却できるなら使わない手はない。

「消滅可能性都市」とは、
2040年に向けて20~39歳の女性の数が半分以上減少し、
消滅する可能性のある都市を指定したものです。
子どもを産める世代が一定割より下回り、
人口が一気に減少して自治体経営が破綻する自治体を指しており、
全国で896の自治体が指摘されました。

そのなかで、スルーせず反応したのは東京都豊島区だけ。
これをバネに活性化しようとしたと思うのですが、
消滅しない理由は若い女性が増えることですから、
当時当時どこに豊島区に若い女性が増えるという自信と根拠があったのか。

結果外国人女性が増えて、日本人女性は逆に減るという始末だった。
区役所はこれは政策結果ではないと電話で断言した。自然の増減と言うことだ。
つまり何のあても戦略もないまま、消滅可能性都市を利用したように感じる。

そして、「消滅可能性都市を脱却した豊島区」を紹介するほぼすべてのメディアは、
なぜ脱却できたかの理由には触れていない。
当然自分たちで作るホームページや資料にも書いていない。

あえて近いニュアンスを探すと、
イベントやアート事情で若い女性が交流人口で池袋に訪れることで、
豊島区の人口が増えるというロジックが書いてある。
無理がある。

その理由は、この24年間の行政と議会の硬直化だろうと感じています。
先日、豊島区長の高野さんがお亡くなりになりました。享年85。
こういう展開は予想していなかったので、書きにくいですが書きます。

多選区長は長いスパンで政策を実行できるメリットがあります。
豊島区も高野前区長の尽力で、区役所の新設、池袋駅周辺開発、
公園の再開発、子育て支援、文化事業などが充実したのは事実でしょう。

しかし、この移民政策的な事実が発表されていない状態、
区役所内ではおそらく周知の事実であり、
当然区議会も知っているはず情報は、
「知らせる必要がない」という理由で表立って発表されていない。
6期24年間同一区長の弊害にも感じる。

また、この直近の4年間で区議会議員が6名が議員を辞職している。
こんな議会はあまり聞いたことがない。
不祥事による辞任4名。国政選挙への転出で2名。
軽い。あまりにも軽すぎる区議会議員の印象。

一度豊島区議会を膨張したことがあるのですが、
その挨拶や合言葉?見たいものが
宗教がかっていて引きました。
その日は懲罰委員会がどうのこうのまともな審議もなし。

沖縄の島が、外国人に買われたニュースがありましたね。

豊島区のこの移民政策的な話も、もう少しまた近いうちに書きます。

今日書き残したいのは、
こんな大事な情報を公開しない豊島区は大丈夫なのだろうか。

24年間で固まってしまった豊島区行政と議会の話でした。


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