見出し画像

厚い本を読みたい

 本を読むのが好きなので、厚い本をたくさん読みたい。しかし、やる気と時間の都合でそうは簡単に物事は進まない。結果厚い本を読むのは後回しになったり、タイミングを計って慎重に読むようなことになったりする。

 しかし、ときどきやる気が爆発して厚い本を次々と読みたくなるときもある。先月は1ヶ月で25冊読めたので自分としてはなかなかいいペースだった。ここで一気に厚い本をやっつけていきたい。

 1年ほど前に読んだ小野不由美『屍鬼』は分厚いのが上下巻(単行本)で読み応えがあった。読むのに時間はかかったが、ゆったりと展開する物語、ディテールまで書き込まれた登場人物の姿など、分厚い本好きには大満足の内容であった。(下記リンクは文庫版の1巻)

 じっくりと中身を吟味しながら読んだ、真山仁『ロッキード』はその名の通りロッキード事件の真相に迫ろうという迫真のノンフィクション。角さんもびっくりの分厚い内容は570ページ。日本改造論で国民も所得倍増大満足。

 先日読んだ『独学大全』は実用書の類いなので感動などはなかったが、約800ページに渡ってひたすら勉強法について書かれているというストイックさは読んでいて清々しい。やはり厚い本であるからにはひとつの論について超特大風呂敷をぶちまけるぐらいの勢いがあってほしい。そういう点で大満足だった。

 さて、今読もうと思っている分厚い本だ。まずはリチャード・ドーキンスの『利己的な遺伝子』。これも数年前に買って積んであった本だ。赤い装丁が印象的なこの分厚い本は、2段組550ページ。

 次にイアン・クライスト『魔獣の鋼鉄黙示録』。ヘヴィメタルの歴史が記された分厚い1冊。余白がほとんどないとんでもないレイアウトでおよそ600ページ。

 それから、僕と同じ名前の東野圭吾(あまり関係ないか)の『白夜行』。ナツイチで買って読むタイミングを逸している1冊。文庫版だが怒濤の850ページ超極厚。

 他にもちょっと手応えありそうなところで、ジェフリー・ディーヴァーの新シリーズ第2弾『魔の山』2段組とか、綾辻行人の『Another』&『Another2001』の分厚いコンビとか、積んである厚い本はいくらでもある。しかし、今みたいに乗っている時期にはいくらでも読める気がする。これからも次々と厚い本をやっつけていこう。まずは年末年始の休みに一気に行くぞ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?