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エルデンリング雑感 〜3日間ほどプレイしてみて

 ついに発売となった『エルデンリング』。名実ともに今年の期待作トップに入り込んでくる作品だ。個人的な期待のほどは以前noteにも書いたが、11月に行われたネットワークテスト版も抽選に選ばれてプレイ済みで、その確かな手応えを感じつつ製品版のプレイに至る。

 過去のフロムソフトウェアの『ダークソウル』シリーズ等と異なるのは、なんと言ってもオープンワールドのゲームになったこと。これによって、ボスなど強敵で行き詰まっても、先にマップ上の他の地域を攻略できる。そのせいか、最初のボスが結構強力に設定されているのはご愛嬌だ。

 それでも、過去の作品をひととおりプレイしてきた感触から言うと、全体的にはそれほど難易度の高くないボスが多い気がする。ネットワークテストで手こずった序盤で見えることのできるドラゴンもレベルを上げるとあっけなくソロで倒せてしまった。もっともゲームの難易度に関しては、まだこれから強敵が現れる可能性もあってなんとも言えない。

 広大なゲーム世界は、青空の下を最序盤から入手できる愛馬トレントで駆け回ることができ、ファストトラベルと合わせてストレスフリーな移動を実現している。『ダークソウル』シリーズの胃が痛くなるような道中からは隔世の感がある。

 ただ、オープンワールドのせいか、歴代『ダークソウル』シリーズ同様のネットワーク上でのマッチングによる協力プレイではあまり人がいないように感じられる。

 僕のプレイスタイルとして、強いボスに行き当たったら無理やり攻略せず、とりあえず行ける場所を手当たりしだいに駆け回り、マップを広げていくことを優先している。そのせいもあってか、スタート地点から遠く離れるほど協力プレイのサインは見かけなくなるようだった。

 他プレイヤーとのマッチングについては、過去作においてレベルの上げすぎでマッチングしないということが往々にしてあった。『エルデンリング』では、おそらく探索しているうちにレベルが高くなってしまいましたというプレイヤーが少なからず現れるだろう。それでもマッチングしてくれるとありがたいのだが、この辺りはシステム的にどうなっているのか今のところ不明だ。

 2月25日の発売から3日間でおおよそ36時間ほどプレイしたが、未だ最終目的は見えてこない。プレイ時間の多くをオープンワールドの探索に費やしているため、おそらくのんびりとした進捗ではないかと思っている。攻略の手応えとボリューム感はちょうどいい感じがする。

 最初に『エルデンリング』の情報が開示されたとき、オープンワールドのゲームとなることに懸念もあったが、実際に遊んでみるとそんな苦手感も払拭される完成度で一安心という感じだった。

 今のところネット等で情報を仕入れることなくプレイしていて、別に絶対に攻略動画とか見ないぞという固い決心をしているわけではないのだが、それはそれで手探りで世界を切り拓いていく楽しさがある。特に、前述したオープンワールドであることがそれに拍車をかけていて、これはひとつのファンタジー世界を冒険している感触が強いと感じる。そういう意味において、今回のオープンワールド採用は成功だったのだろう。

 さて、本当に雑感で思いついたことを書いてしまった。まだまだ思うところはあるのだが、長くなりそうなのでそれはまたの機会にして、そろそろ『エルデンリング』の世界に戻るとしよう。

 長時間プレイに没頭して疲れるので、ときどきこうして別のことをして休憩する。しかし、またすぐに『エルデンリング』の世界に戻りたくなってしまうサイクルができつつあるようだ。こういうゲームは好ましい。

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