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第115弾「雷伝 -ライディン-」

ハーイ!みんな元気?あたしけいご。

115曲目はこれ。雷伝 -ライディン-。作詞は保科さん。昨日、新潟から横浜に戻り、横浜で居合わせた保科亮太(ベース)と稲村彰人(キーボード)の3人で、デモ音源の撮影をしました。これは107弾『パラディン』の続編、みたいな感じになります。重厚なサウンドに、重厚な朗読。高校野球のブラスバンドに、是非、応援歌として使っていただきたい一曲になります。

「雷伝 - ライディン -」 作詞・Ryota Hoshina 作曲・Keigo Sakatsume

灼熱が陽炎 荒野に揺れる
答えのない世界だ それでもなお求める

理屈じゃない衝動だろう 気が付けばここにいる 
誰もいない寂寞 その切なさが お前を

兵(つわもの)が夢跡 掴んでは消える
報われない想いだ それでもまだ続いていく

前向きな訳じゃない 常に弱さと向き合っている
ただ過去ばかり見られない この傷痕が証と

悠久の刻を超え、
継承された志(おんがく)。
ある者は、声高らかに唄い、
ある者は、楽器を用いて音を奏でる。
しかし、一歩進めば、闇。
もう一歩進めば、崖。
容赦なく降り注ぐ、雨。
耐えよ。
止まない雨はない。
明けない夜はない。

届かない叫びと 待ちはしない 置いていく
今ここで 突き出る その烈しさが お前を

完全なるど素人の状態から、音楽活動開始宣言をかましたのが今年の2月14日。ですので、8月14日でちょうど半年が経つことになります。開始宣言時に「一年でどこまで行けるか、見ていてください!」と言ってしまった手前、引くに引けないのが、いまです。性懲りもなく毎日音楽を作り続け、天国と地獄を反復横跳びするような日々を過ごしています。いい曲ができれば気分は天国。できないときは、真逆の地獄。この半年間で、メンバーは奇跡的に五人になりました!ありがとうございます!メンツだけは一定の完成を見ました!曲数は大体120曲で、半年前の自分に「おい、けいごちゃん、お前は半年後に120曲近い楽曲を携えた五人組のバンドになっているぞ」って言ったら、結構、衝撃的なことだと思う。半年で、結構、イケちゃう。

最近は『失敗する自由』ってことをよく思う。当たり前だけど、最初から全部がうまくいくことなんてあり得ないのよね。野球の世界も、打率が三割で「彼は天才だ!」って言われる。10回中、7回は凡打なのよ。でも、それでいいのよ。10回やって、3回だけでもヒットが出れば、そのひとは天才なのよ。なのに、いざ、自分がやるってなると「10回中、10回ヒットを打たなければいけない」みたいな気持ちになるから、不思議。それで、身構えすぎちゃって「毎回ヒットを打てない自分は才能がないんじゃないか。音楽なんてやめたほうがいいんじゃないか」とか、すぐに考える自分が顔を出す。これの繰り返しが、この半年間でした。自分には才能がないとか思ったり、いや、才能を超えたなにかがあるはずだ、とか、いろいろなことを思いながら続けてきた。そして、今、「やってよかった」と思う自分がいます。

不思議なことに、自分の曲が、自分を励ましたりする。前に作った『あふれちゃん(仮)』という曲の中に、こんな歌詞があります。それは「悲しみ深いほど慰めも深く。闇が強いほど光もまた強く」っていう、どこにでもありそうな言葉。でも、この、どこにでもありそうな言葉が、自分を深いところから支えることがある。自分なんかダメだって思う瞬間は苦しいけど、闇の時期があるからこそ、突き抜けた先の光に「涙が出そうになるほどの」よろこびを覚えたりする。だから、これからさきもあたしは諦めそうになるのだろうけど、先回りをして、未来の自分に言いたいと思う。「おい、けいごちゃん。お前はこれからなんども諦めそうになるとは思うが、絶対に、あきらめない方がいいと思うぜ。なぜならば、あきらめないで続けたさきに、やり続けなければ絶対に見ることのできない風景がまっているのだから」、と。

人生において、失敗や挫折は、つきものである。あらかじめ、そう思うことができていれば、失敗に負けないでいられる。失敗しても、まあ、そうだよな、となる。生きていれば、必ず、ヘマをします。まずは、それを受け入れること。「失敗する勇気」とか「失敗する覚悟」があれば、きっと、人生なんてとても楽しい。成功しても楽しいし、失敗しても「ああ、これのことかああああああああああああ!!」ってなって楽しい。一番楽しくないのは、すぐにあきらめちゃうこと。せっかく自分がやりたいと思う道を歩き出せたのに、誰かと比べたりすることで、自分の『好き』を濁してしまうこと。音楽を好きだと思う。だから、音楽をやる。この、初心みたいなものをなくしてしまうことは、とてもつまらないことだと思う。だから、こうして続けられていることを、嬉しいと思う。音楽を好きなままでいられることを、なんなら「前より好き」になっていることを、とてもうれしいことだと思う。

初心を忘れたらアウトよね。大前提として、あたしは「音楽をやっている時間が楽しい」から、音楽をやっているのだと思う。音楽の素晴らしいところは、現実的な問題を解決してくれることにあるんじゃなくて、現実的な問題を抱えたまま、踊らせてくれることだと思う。誰でも、彼でも、一緒になって踊らせてくれる。そこに差別はない。そこに境界はない。思わず踊りたくなってしまう音楽。思わず幸せになってしまうような音楽。思わず笑顔がこぼれてしまったり、思わず涙がこぼれてしまうような音楽に、あたしは、過去に強く励まされた経験があったり、勇気付けられた経験がある。これが、きっと『初期衝動』なのだと思う。やっぱり、すべては喜びのためであってこそだと思う。音楽で誰かを救いたいとか、そういうことは思わない。そんなことより、金持ちも、貧乏人も、悩みがあるひとも、悩みがないひとも、全員ごちゃまぜになって「一緒に楽しむ」ことができたら、最高だと思う。

というわけで、念願の(我々Agapeが命を賭けていることでおなじみの)吉祥寺ライブが1ヶ月後に迫りました!是非!こういう告知、うざいと思うけど是非!堪忍ください!他にどういう宣伝をしたらいいのかわからないから!ここだけは!ここだけは許してください!告知とか本当うざいですよね!わかります!申し訳ないです!「申し訳ないとかいうならやるなよ」と言われても、申し訳ないです!やらせてください!来月9月9日(月)夜19時半頃からです!予定帳を開いてください!そこに「Agape」と書き込んでください!遠方から来てください!会場で、我々と握手をしましょう!!!

<ムジカダレダ 公開生放送!第 312 夜>
~さよならフォロワー♪~

場所 : 吉祥寺曼荼羅
日にち : 9月 9日 月曜日

出演:Agape
坂爪圭吾 Gtr,Vo
竹谷純平 Gtr
保科亮太 Ba
稲村彰人 Key
嘉向徹 Dr

宅嶋淳 Gtr,Vo、菅原敏 pf

さとこ Vo、オミオ長谷川 AG

時間:18:30 開場 19:30 開演

料金:¥2,500(1 ドリンク別途)

※予約は、http://www.mandala1com

◎当日までに「Agapeを見に来た」と連絡をくれた方には千円をお返しする実験も実施します!!

当日YouTubeLIVEにて生配信いたします
URL https://youtu.be/Uy88wnHvx9Q

吉祥寺のライブハウス曼荼羅からお送りする、トークとライブの音楽番組です。
お楽しみに!

今日は、稲村彰人さん作詞の『街角』という曲も撮影しました。我々、色々な曲をやります。見る人が見たら「あれだな」とか思うのだろうけど、人間を感動させるものはなにも技術だけではないだろう、と、へたくそでも真心を込めた姿に胸を打たれることもあるじゃない、的なスタンスで我々誠意を貫いてまいります。あたしは、いま、小田原駅前のプロントからこの記事を書いていて、これから熱海に向かいます。お盆の時期、里帰りで忙しいひとも多いと思うけど、逆に「ひまだぜ」ってひとも、いると思う。あたしは、大概、熱海か横浜にいると思うので、遊べるひとがいたら遊びましょう。ミニライブとか、開催してくれるひとがいたら何処でも喜んで行きます!!

こんな話を最後にするのもあれだけど、あたし、音楽がなかったら自殺をするか犯罪者になっていたと(割と本気で)思う。書くこと、歌うこと、これを通じて「自分が自分であることを保っている」気がする。よく、会う人から「昔から文章を書くことは好きだったのですか」って聞かれるのだけど、うーん、好きだから文章を書いていたっていうよりも「誰かと話しているときに、ああ、今日も伝わらなかったなあ」って思うことが多すぎたから、書くということをはじめたのだと思う。だから、文章を書くようになった動機は、非常にネガティブなものだったと思う。話し言葉で自分の思いをしっかり伝えることができるなら、いちいち文章を書いたり、しなかったような気がする。でも、自分の気持ちを伝えることがへただったからこそ、いま、こうして『書くこと』とか『歌うこと』を通じて、ひとと繋がることができている。不思議なものね、と、思う。あたしは弱い人間で、弱い人間だからこそ、書くこと、歌うこと、つまりは『表現をする』ってことを、深く愛せるようになりました。表現することを、必要とすることが、できたのでした。

じゃあ、またね。愛してるわ。バイバイ。

坂爪圭吾 keigosakatsume@gmail.com

【イベント情報】

8月24日&25日(土&日) 15時~16時@神奈川県横浜市「ごちゃまぜの家」

9月9日(月) 19時半~@東京都吉祥寺「曼荼羅」

※※※ 詳細は決まり次第更新いたします ※※※

○バンドプロフィール紹介

Agape(アガペー=神の愛という意味がある)

2014年2月14日。Guitar & Vocal の坂爪圭吾が、当時同棲していた彼女に振られ、振られた勢いをそのまま活かすかたちで、「ひとは家がないと生きていけないのか」という問いを持ちながら、定まった家がない状況で如何にして生きていくかという実験を開始。

その体験談を綴ったブログ『いばや通信』が、爆発的な人気を博し、結果的に日本全国、世界20ヶ国ほどに、トークイベントなどで招聘されるようになる。「とにかくやばいことだけをやる」というコンセプトに基づいた会社、【合同会社いばや】の代表としてブログや講演活動に専念するなか、“家を熱海に買ってもらう”というゴールを果たした頃に、会社が円満解散。

ホームをレスしてからちょうど5年後。2019年2月14日。イタリアはヴェネツィアで、ある女性を通じて「音楽をやりなさい」という啓示を受けた坂爪圭吾が、日本に帰国後、一日一曲の曲作りに邁進するなか、一人、また一人と毎月メンバーが増えていき、現在5人体制で活動している(今のところ全員無宗教)。

メンバーのほとんどが、“中学校の授業以来”という驚愕のバンド結成状況の中、「ド素人から成長していく姿を公開していくことが、自他共に勇気が出るのではないか」と開き直り、約半年で、およそ百数十曲の音源を作る。それらの楽曲は、「ジャンルはなんですか?」とカテゴライズされないために、様々な趣向が凝らされている。

メンバーそれぞれが、駄目なら駄目なりに、失敗したら失敗したなりの姿を晒していくスタンスで、“技術だけではない何か”を感じてもらえるような演奏を心がけている。
◯メンバー紹介

Guitar & Vocal の坂爪圭吾(34)音楽活動歴約半年で、毎日一曲のペースで創作し、百数十曲の持ち曲のほとんどの作詞作曲を手掛けている。

Bass 保科亮太(31)音楽活動歴約五ヶ月で、「圭吾さんがギターで、ドラムは重そうだから」という理由でベースに挑戦。作詞も手掛けている。

Guitar 竹谷純平 (34)音楽活動歴約四ヶ月で、「誕生日が一番早いのと、唯一の長男だから」という理由でリーダーに抜擢。愛されキャラでありつつ、“アニキ”の愛称で親しまれる。ライブ時のMCと、エレキギターでのソロ演奏に注目。

Keyboard & vocal 稲村彰人 (26)音楽活動歴約三ヶ月で、仲良くしていた先輩たちに、半ば強制的にバンドに加入させられる。が、秘めていた才能が開花。その独自の世界観と歌唱力から、米津玄師さんに対抗しないかたちで人気を獲得している。

Drums 嘉向徹(28)バンド結成前から坂爪たちと親しくしていた、最後の精鋭。メンバー全員が「アガペーのリズム体になるのは、彼しかいない」と断言し、その登場を待ち続けていた。“ドラムというより、大地そのものを叩きたい”という独特の表現は、幼少期から海とさざ波の中で育った背景に起因している。音楽活動歴、堂々の0ヶ月で、初ライブに挑む。
◯バンドからのメッセージ

まずは「1年後、見ててください!」を合言葉に、Agapeを応援してくれているファンと共に成長していきたいと思っています。年齢的にはアラサーですが、まだまだ多感な我々Agapeの音楽を、ぜひリアルで体感していただけたら嬉しいです。

9月9日(月)19時半~@東京都吉祥寺「曼荼羅」でお会いしましょう!!


バッチ来い人類!うおおおおお〜!