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昭和の香り漂う田端の銭湯~尾久ゆ~ランド熊の前

なんというか、田端にあるのがいいんだと思うんですよね。

本日ご紹介する銭湯は、尾久ゆ~ランド熊の前です。

田端駅のポスター

田端駅のたばったん

私は山手線田端駅から参りましたが、都電荒川線のほうが近いですし、日暮里・舎人ライナーでも行けます。

駅を出て、少し歩くと、すぐに目に付いたのがこのお店。
なんとも昭和レトロじゃありませんか。

ファニーフェイス

ファニーフェイスアップ

「普通の服はありません」との注意書きあり

銭湯に行くつもりが、なんとも素敵なこのディスプレイに惹かれてつい店内へ。

いろんな服に目が行って、1時間は店内をウロウロしていたんじゃないでしょうか。そして、とうとう買ってしまったのがこの1着。もう少し涼しくなったら着ようと思います。

衝動買い

昭和初期を満喫したので店を出て、おぐぎんざに入ります。

尾久銀座

この商店街も、昔ながらの洋服屋さんやお惣菜やさんが軒を連ねていて、見ているだけでほんわかしました。

そんな中、ひときわ明るく光り輝いていたのがこちら。

コインランドリー

真新しいコインランドリーです。とても大きいですね。

コインランドリー店内

店内はとても広々としてきれいです。コーヒーも飲めれば、なんとマッサージ機までありました。いやあ、こんなコインランドリーがあるなんて羨ましい。

と、次に気になったのは仏具屋さんです。店頭には可愛らしいお地蔵さんがパンダのマスクをしています。

田端の仏具屋さん

ところで、お地蔵さんと閻魔大王が同一人物(?)って知ってました?

閻魔大王といえば死後、悪い人を裁く恐ろしい神様。

一方地蔵菩薩といえば、地獄まで降りてきて「いやいやこの人は悪くない!こんな良いこともした。あんな良いこともした。」と弁護して人々を苦しみから救ってくれる仏様。

正反対ですよね。

閻魔大王は悪い人を裁かなければなりませんが、刑罰をあたえるということは人を苦しめる行為なので、閻魔大王も人を苦しめた報いを受けなければなりません。だから、本当は一番、人々に悪いことをしてほしくないんだそうです。

とても厳しい先生が、何かあったときにはその生徒の味方になってくれる、みたいなものなんでしょうかね。

と、まあ、そんな話をしているうちに、尾久ゆ~ランドに到着です。

尾久ゆーランド

ここは、シャンプーとボディーソープが無料ですが、備え付けではなく受付で1回分のパックをもらう方式なので、必要な人は、入るときに言うのを忘れてはいけません。

下駄箱のカギを渡してロッカーキーを受け取り、まず目に入るのは、なんとも広い休憩室。

尾久ゆーらんどの休憩室

いくらなんでも、こんな広い休憩室いるのかしらと思うほど広い。

写真には写っていませんが、高機能マッサージチェアーもありました。

尾久ゆーらんどのレコード

そして、今は見ることも少なくなったレコードが大量に置かれています。
もちろんレコードプレーヤーもあって、客がかけてよいのだそうです。

ほら、昭和でしょう?

休憩室に貼ってあったカレンダーもなかなかカッコイイんです。

尾久ゆーらんどのカレンダー

どうです?

そして肝心のお風呂がまた広い!湯船も広いし洗い場も広い。
ジェットバスは背中と足の裏もマッサージしてくれます。
サウナと水風呂もあります。
電気風呂は肩に当てやすく、かなり強力です。三段階切り替えのない、シンプルな電気風呂ですが、効果を実感しました。

その電気風呂に入っていると富士山の絵が見えるのですが、これが、幼稚園に飾ってあってもいいんじゃないかと思うような可愛らしい富士山で、富士山にもその後ろに上るお日様にも顔がついています。
富士山のふもとには花が咲いているのですが、この花は、なんと鼻です。

って何を言っているのかわからないと思うので、実際に行ってみてください。

そしてもう一つ、半野外の露天風呂もあります。
こちらも広い!露天風呂の何倍ものスペースがあいていて、整いイスのほかにバーベキューセット(!?)も置いてありました(笑)

お風呂を堪能した後は、先ほどの広い休憩室で、せっかくなのでストレッチをして、マッサージチェアーで凝りをほぐしてから帰りました。

ああ、今日もごちそうさまでした。



世界や自分自身をどのような言葉で認識するかで生き方が変わるなら、敬意を込めた敬語をお互いに使えば働きやすい職場ぐらい簡単にできるんじゃないか。そんな夢を追いかけています。