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分かりやすく説明する4/12~口癖、不要語を減らす

電話応対では、視覚情報が使えません。したがって、資料を指し示しながら説明するということができません。互いに手元に同じ資料があり、それを見ながら説明するという状況もあり得ますが、それとて本当にこちらが思っている箇所を見ているという保証はありません。
そんな電話応対で人に説明するときに必要なスキルをご案内していきます。

口癖、不要語を減らす

テレビや動画を見ていて、スタジオの雑音をマイクが拾っていたら、気になりませんか?
電話でも同じです。
店頭で店員に質問している状況であれば、他の客同士がおしゃべりしている声も気にならないでしょうが、電話の向こうで話し声が聞こえていれば気になります。

では、ニュースキャスターが「えっと」「あのー」と言っていたら、気になりませんか?
電話でも同じです。

「えっと」「あのー」を不要語といいます。これが多ければ、聞いているほうは、「この人、何を話したらいいか分かってないんじゃなかろうか」と不安になるかもしれません。

街頭インタビューで、「逆に、俺はね」「逆に、そういうこともあるよね」と通常であれば使われない場所に「逆に」が使われていて、それも頻回だとしたら、気になりませんか。これが口癖です。普段からその人の近くにいる人は気になりませんが、初めてテレビで見た人には気になるものです。口癖ばかりが気になって、インタビューで話した内容は覚えていないというような経験がある人もいるのではないでしょうか。このような口癖にはサザエさんのような話し方の語尾上がりや、「それでぇ~」と甘えたように聞こえる語尾伸びなどもあります。

気になるということは、本来であれば話を理解するために使われなければいけない脳のリソースがそがれているということになりますので、聞き漏らしや理解不足につながります。

したがって、これらを減らしていくことが、分かりやすい説明の役に立ちます。


<休憩コーナー>

ミニチュア・クリエーター 工房てるとさんより頂戴した花器に
何気なく挿しただけですが、手前にクルンとと丸まった葉っぱが
社交ダンスで男性が女性の腰に回した手のように見えませんか?
もしくはドレスの女性がお辞儀をするときの手。
そんな風に見ると、花は小さいのですが、とってもゴージャスに見えるのです。

分かってもらいたいのは、こちら側。聞き手が分からないなら、伝わるためにできることは全部やる。
コツはそれだけです。

参考になったでしょうか。
それではまた。


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世界や自分自身をどのような言葉で認識するかで生き方が変わるなら、敬意を込めた敬語をお互いに使えば働きやすい職場ぐらい簡単にできるんじゃないか。そんな夢を追いかけています。