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分かりやすく説明する6/12~漢語を避けて和語を使う

電話応対では、視覚情報が使えません。したがって、資料を指し示しながら説明するということができません。互いに手元に同じ資料があり、それを見ながら説明するという状況もあり得ますが、それとて本当にこちらが思っている箇所を見ているという保証はありません。
そんな電話応対で人に説明するときに必要なスキルをご案内していきます。

漢語を避けて和語を使う

「サイカイヒ願います」と聞いてすぐに何を言っているか分かる人は少ないのではないでしょうか。

電車のホームにいると時々このようなアナウンスが流れます。これは乗客である私たちには関係ないアナウンスなので、意味が分からなくても構いませんが、電話でお客さまに説明している言葉が相手に伝わっていないのでは困ります。

漢字で書けば「再開扉」。つまり、扉をもう一度開けてくださいということです。であれば、最初から「扉をもう一度開けてください」という言葉を選んだほうが、電話応対としては良いのです。これが、漢語を避けて和語を使うということです。
「送付します」よりも「お送りします」。
「同梱します」よりも「一緒にお入れします」、などなど。

聞いて分かりやすい言葉を選びましょう。


<休憩コーナー>

咲き乱れるという形容がピッタリな満開の花を、
ミニチュア・クリエーター 工房てるとさんより頂戴した花器に挿しました。
見ているだけで元気をもらえます。

電話応対では漢語を使わないほうがいいということは、メールや手紙では漢語のほうがいいということです。ツールに合わせて、使い分けてください。

分かってもらいたいのは、こちら側。聞き手が分からないなら、伝わるためにできることは全部やる。
コツはそれだけです。

参考になったでしょうか。
それではまた。


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世界や自分自身をどのような言葉で認識するかで生き方が変わるなら、敬意を込めた敬語をお互いに使えば働きやすい職場ぐらい簡単にできるんじゃないか。そんな夢を追いかけています。