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毎週水曜日はコールセンターの話

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コールセンターのオペレーターからリーダー、SV、企業向け電話応対研修講師へと叩き上げた経験から学んだことを書いていきます。電話応対に必要なこと、コールセンター運営に必要なこと、コ… もっと読む
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2021年1月の記事一覧

クレームは映画を観るように聴く

クレームは映画を観るように聴く

特にクレームのときですが、傾聴が苦手な人を見ていると、お客さまとの距離が近すぎる人が多い気がします。
共感能力が低いのではなく、距離が適切に取れていない。

距離が取れていないとこうなるお客さまが怒っていると、まるで自分が殴られているかのように萎縮してしまったり、逆に防衛に走って言い訳をしてしまったり。
こんなとき、私は「電話では殴られないから安心しろ!」とはっぱをかけます😉

普段なら丁重にお

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劇的にトークは変わる

劇的にトークは変わる

以前、トークが劇的に変わった人がいたので、その事例を。

その人はとても物覚えが良かったのですが、冷たく事務的な対応でした。「いえ、ありません」「できません」と取り付く島もない言い方をするので、お客さまから電話を切られることもよくありました。
それでも、「なんとか方法はありませんか」などとお客さまから喰い下がられると「フン」と鼻で笑ってしまうので、クレームになってしまうことも度々ありました。

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トークはスポーツ

トークはスポーツ

トークはバレエです。バレエでバーレッスンを繰り返し繰り返し行うように、トークでも、はじめの挨拶などよく使うフレーズは毎日繰り返し行い、体に染み込ませます。

バレエの先生はレッスンのあいだ中ずっと指先や姿勢や顔の向きなど細かいところまでチェックし続けますよね。トークでは、バレエのように練習時間を長く取ることはできませんが、通話中の語尾や声の調子などをチェックし続け、何度も何度も繰り返し指導し続ける

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一生懸命やればやるほど

一生懸命やればやるほど

皆さま、本年もよろしくお願いいたします。
2021年1回目のコールセンターブログです。

以前私は、『私はお客さまのお役に立とうとしている』という一点において自信をもってほしいと書きましたが、それは簡単なことではないかもしれません。

電話応対の難しさ電話応対は難しい仕事かもしれません。

人間を相手にする仕事であり、いろいろなお客さまがいらっしゃるからです。自分の苦手なタイプというものも誰しもあ

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