葉の上をのろまに這いずる青虫がいつかは蝶となって自由に羽ばたくように
僕は弱い。
「人生とは」「人生のミッションとは」なんて文章を書いたとて、その言葉通りに邁進しているかと言われれば疑問である。
脆弱で、怠惰で、誰かに依存しようと躍起になる日々。
文章・発信への反応が気になって何度も何度も確認する。自分しか気にならない細かいところを編集してはまた確認。時間が過ぎれば過ぎるほど焦りが募る。焦りが行動となればまだしも、その裏腹、焦りを誤魔化そうと現実逃避に走る。SNS、動画、食事、睡眠...。
逃避しながらも聞こえてくる。自分の内から「こうじゃない」の声。やらなければならないことはたくさんある。やりたい"はず"のこともたくさんある。今やりたいのは「こうじゃない」。したい生き方は「こうじゃない」。地球上、最も不幸な被害者にでもなったかのような無力感、無能感。
今日を諦めてこのまま明日を待つ...が今までの僕だった。
たった一つ、僕を支えるこの言葉をもらった日から、どんなに弱く惨めで情けない自分にも向き合うことができるようになった。自分と向き合い、ほんの一歩からだが前に進み始めることができるようになった。
「自分に挑戦!」
僕の意図。僕の人生の歩み方。この言葉だけで前を向ける。この言葉だけでどんな自分も認められる。この言葉だけで"今を生きる"ことを選択できる。
決して強くはなれていない。急成長を果たしたわけでもないし、巷のパワフル成功者のようには到底いかない。のろまでじれったい、進んでは戻っての繰り返し。
それでいい。
葉の上をのろまに這いずる青虫がいつかは蝶となって自由に羽ばたくように、いつか来るであろう飛び立つその日に向けて歩み続ける。
自分だけは自分を諦めない。
自分だけは自分に期待する。
「自分に挑戦!」
この言葉を胸に、今日もまた自分に素直に向き合っていこうと思う。
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