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読書日記vol.6(蛍・納屋を焼く・その他の短編)

 最近、本を読まない友人にこの短編の布教に成功した。これは村上春樹さんの短編集で、私は「納屋を焼く」という話がお気に入りだ。短い話でどう話てもネタバレしてしまいそうなので、まぁ読んでくださいとしか言いようがない。友人にはネタバレしながら布教した。一つ言えるのが、納屋を焼くことが趣味だと言う男が出てくる。

この本の話はさておき、私が話したいのは本を薦める時の難しさだ。毎回私は『とにかくいいんだよ!読めばわかるんだよ!』と力説するか、現物を相手に突き出すかどちらかだ。あそこがよかったという具体的な話を出すと大体ネタバレを踏む、本を初めて読むときの驚きを減退させてしまう。ネタバレを踏んでも、作家の皆さんは見事な表現力で私たちを魅了してくれる。しかしネタバレをしている私は話したいというエゴを押し付けているようでならない。それにそんな私は美しくないような気がする。読書日記をnoteで読んだりする、上手いことみんなまとめてある。こんな、早々に本の話を切り上げて自分の話をしている人はなかなかいない。本から読み取る力、それを文章にまとめる力ほしい。

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