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第3創業期を迎え「くらしDIY」をコンセプトに。日本中の人々の自分らしいくらしにいっそう寄り添っていく。【前編】

経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォームKEIEISHA TERRACE。「Future Update」では、取材から年月が経ち、急成長を遂げた企業、上場を果たしたスタートアップなどに前回取材から今日までの歩みを改めてお伺いします。


これまで『KEIEISHA TERRACE』にご登場いただいた経営者に、さらなる成長を遂げた“その後”、そして“これから”を伺う『Future Update』。今回は、日本を代表する “プロ経営者”のお1人、ホームセンターチェーン「カインズ」を展開する株式会社カインズの代表取締役社長 CEOを務める高家正行さんを再びお招きしました。

就任直後から非連続な改革を宣言し、コロナ禍にあっても手を緩めることなく進めてきた高家さん。2019年夏にご登場いただいてから、ここまでの3年間で築いてきた盛りだくさんのアップデートトピックを、時間の許す限りお話いただいています!

【カインズ 前回掲載からここまでの歩み】

【業績推移】

社長就任直後からDX推進、SBU化とフルスロットルの改革へ

井上 本日は、日本を代表するプロ経営者である高家正行さんが現在トップを務めていらっしゃるカインズのアップデートのお話を伺っていきたいと思います。
新型コロナウイルス感染症の発生から社会的にも経済的にもさまざまな変化がありましたが、この間のカインズさんの躍進が本当にすごいと感じています。まずは冒頭、前回取材時の2019年頃から取り組んでいらっしゃったDXのあたりから聞かせていただけますか?

高家 前回取材をしていただいたのが2019年の夏で、僕がカインズの社長に就任して半年ほど経った頃でした。就任当時から、カインズに非連続な改革をおこなっていくことを掲げていましたが、その前の1年間、副社長時代から、現会長で当時の社長だった土屋(裕雅氏)とは「本当に改革が必要だ」「どういう方向性にしたらいいだろうか」と、密に話をしていました。ですから、社長就任後のかなり初期の段階からフルスロットルで走り出すことができたと思っています。
ただ僕は、もともと全社改革をしようと考えてカインズに入りました。ですから、DXは会社全体を改革する為の戦略の柱のひとつで、すべてではありません。

とはいえ、当時でもカインズは、すでに2万人以上が働く4,000億超規模の会社でした。30年続く歴史のなかで、業績もほぼ毎年右肩上がりでここまで来ている。そうした成功体験を積み重ねてきた会社を改革するのはそう簡単ではありません。そこで、最初の突破口にDXを据えました。

井上 一般的に見ても「カインズってDX上手くいっているね」という印象が強いです。

高家 副社長だった当時、土屋と2人でかなり海外の視察をして回りました。そこで実感したのは、「日本の小売業は、そうとうデジタルが遅れている」ということ。DXを改革の切り口にしたのは、そうした理由もあります。かなり意識的に投資をして...

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