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150万DL突破!タクシー配車アプリ「S.RIDE」の成長戦略。【前編】

経営者JPが運営する志高き経営者・経営幹部・次世代リーダーが集う会員制プラットフォームKEIEISHA TERRACE。「イマ、ココ、注目社長!」では、各業界でご活躍中!いま注目の社長に、事業、経営、経営者とは、理想の幹部像などについてズバリお聞きしています。


今年3月、ダウンロード数が150万を超えたタクシー配車アプリ「S.RIDE」。配車の件数も、2020年の4月から3年で9.5倍に伸びています。「S.RIDE」を運営するS.RIDE株式会社をけん引するのは、西浦賢治さん。日本信販株式会社、シティバンクN.Aを経てソニー株式会社で非接触ICカード技術「FeliCa」の事業戦略などに携わってきた西浦さんは、自身の人生を「雑草みたい」と表現します。その背景を尋ねました。

(聞き手/川内 イオ)

西浦 賢治氏 S.RIDE株式会社 代表取締役社長

悔しさを噛みしめる雑草みたいな人生

――西浦さんは2018年5月に、みんなのタクシー(現:S.RIDE/エスライド)の代表取締役社長に就任されています。まずは、それまでの歩みを教えてください。

西浦 わかりました。わたしは挫折と失敗を繰り返してなんとか乗り越えてきた、雑草みたいな人生を歩んできました。

――え、そうなんですか!?

西浦 はい。例えば学生時代を振り返ると、現役で横浜市立大学に合格したのですが、小学生の頃の友人が京都大学と一橋大学に合格したのをたまたま知り、ショックを受けました。劣等感を抱いて仮面浪人し、慶応義塾大学に入りました。
就職活動の時も、学生時代にアルバイトをしていたテレビ局に入社したかったんです。でも、軒並み落ちてしまって。それで気持ちを切り替えて、日本信販(現三菱UFJニコス株式会社)に入りました。

――確かに、とんとん拍子というわけではないんですね。

西浦 日本信販に入社してからも、そうです。ラッキーなことに入社1年目から配属されたエリアでトップの営業成績をあげることができて、3年目には花形部署と呼ばれていた本社の企画本部に移りました。ところが、すぐに通商産業省(現経済産業省)の電子証取引実証推進協議会に出向になりました。そこは株式会社東芝、三菱電機株式会社、株式会社野村総合研究所、三菱商事株式会社など大企業から1名ずつ出向したメンバーが構成されていて、その人たちは主席研究員という肩書きなんです。そのなかで入社3年目の私は、事務局の総務主任に就きました。ほかのメンバーのお世話をする係で、なんで自分が……と悔しく思っていましたね。

――花形の部署でバリバリやろうと思っていたらお世話係、は確かにつらいですね。

西浦 そこで2年間、働いている時は正直あまり楽しくはなかったです。でもいま振り返ると、この2年間はその後の会社員人生いおいて役立ったと感じています。研究員の皆さんにアウトプットを最大化しても...

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