#010 求人広告におけるファネル分析
◆この記事のポイント
今回は、求人広告運用において掲載した原稿の良し悪しを判断する手段として、求人原稿におけるファネル分析について整理していきたいと思います。
この記事を読み終わった後には、IMP、PV、CVRなどの用語を理解し、原稿上のどこを直せばよいかがわかるようになります。
求人広告運用の全体像については以下の記事にまとめています。
併せてご覧ください。
◆ファネル分析とは
◆◆ファネル分析の一般的な説明
ファネル分析は、ウェブサイトやアプリのユーザーが目標行動(例えば、商品の購入や資料のダウンロード)に至るまでの流れを視覚的に表現し、その過程で離脱してしまうユーザーの割合や離脱ポイントを明らかにする分析手法です。
ファネル(漏斗)という名前は、多くのユーザーが最初のステップに参加する一方で、最終的な目標行動を達成するユーザーは少なくなるという、漏斗の形状を模しています。
ファネル分析を用いることで、ウェブサイトやアプリの改善点を見つけ出し、ユーザーエクスペリエンスを向上させることが可能になります。
◆◆求人広告(バイトル)へのファネル分析適用
このファネル分析を求人広告(バイトル)へ適用すると下の図のようになります。
上(検索一覧)から下(応募)へと進む中で、どこで離脱するのかを把握しましょう。
営業担当等と話すことがあり、ファネルの平均値や競合の数値を知ることができる場合は、比較することで自社の強みや弱点を理解するのに役立ちます。
ファネル分析のイメージはつきましたでしょうか?
◆ファネル分析の各用語について
では続いて、ファネル分析に出てくるマーケティング用語についてまとめていきます。
◆◆IMP(インプレッション)=表示回数
インプレッション(IMP)は、サイトがユーザーに表示された回数を指すマーケティング用語です。
これは、サイトがユーザーの目に触れた瞬間をカウントします。
◆◆PV(ページビュー)=ページを見られた数
ページビュー(PV)は、ウェブサイトの特定のページが閲覧された回数を指します。
これは、ウェブサイトの人気や関心度を測定するための基本的な指標であり、ウェブサイトのパフォーマンスを評価する際によく使用されます。
ページビューが多いほど、そのウェブサイトや特定のページがユーザーにとって魅力的であると言えます。
◆◆CVR(コンバージョン)=次に進んだ割合
※CVR1とCVR2は説明のため分けています。
コンバージョン(CVR)は、ウェブサイトの訪問者が目標とする行動(応募など)を行った割合を指します。
これは、ウェブサイトや広告の効果を測定するための重要な指標であり、マーケティングの成功を評価する際によく使用されます。
高いコンバージョン率は、ウェブサイトや広告がユーザーにとって魅力的であり、目標とする行動を促すことができていることを示しています。
Fig.3)の例に対して説明した用語を使っていくと、下のようになります。
さらに、Fig1)と併せると、
と判断することができます。
◆まとめ
・ファネル分析は、ウェブサイトやアプリのユーザーが目標行動に至るまでの流れを視覚的に表現し、その過程で離脱してしまうユーザーの割合や離脱ポイントを明らかにする分析手法で、求人広告(バイトル)にも適用可能です。
・ファネル分析に出てくるマーケティング用語として、IMP(インプレッション)はサイトがユーザーに表示された回数、PV(ページビュー)はウェブサイトの特定のページが閲覧された回数、CVR(コンバージョン)はウェブサイトの訪問者が目標とする行動を行った割合を指します。
・ファネル分析を用いて、原稿の表示回数(IMP)、ページ閲覧数(PV)、そして目標行動達成率(CVR)を分析することで、原稿の改善点を見つけ出し、より効果的な求人広告運用が可能になります。
今日の記事も、バックオフィス業務で奮闘する"貴方"の実務に、役立つ「リアル」で「すぐ使える」情報であると嬉しいです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?