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Repeated Sprint Training(反復スプリントトレーニング)の実践

Repeated sprint trainingは日本語では「繰り返しスプリント」「反復スプリント」と呼ばれます。名前の通りスプリント繰り返し行うトレーニング方法です。

サッカー選手のパフォーマンス向上効果が期待でき、かつ非常に活用しやすいトレーニングですので、今回はその特徴と導入方法、実際の事例を紹介します。


■Repeated sprint ability(反復スプリント能力)

サッカーなど多くの球技スポーツでは反復してスプリントする能力が重要とされ、それはRepeated sprint ability(RSA:反復スプリント能力)と呼ばれます。

ただ反復するのではなく、スプリント速度の低下を可能な限り低くすることが求められます。下図のように反復回数が増えてもスプリント速度を維持できると、反復スプリント能力が高い選手と判断できます。

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仮に初めのスプリント速度が低くとも、反復した時にもスプリント速度が維持できれば90分というサッカーの試合を考えたときにはスプリント能力の高い選手と評価されるかもしれません。その逆も然りです。

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サッカー選手の持久力を考えた時、90分間プレーし続けることを前提として、高強度運動を高頻度に繰り返し、さらにそれを90分維持することが求められます。
そのためサッカー選手の持久力において反復スプリント能力が重要な意味を持ちます。

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コーチのためのサッカー選手の持久系トレーニングの考え方

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■反復スプリント能力の要素と制限要因

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