ロシア公共交通機関

こんにちは。サンクトペテルブルク国立文化大学に留学している大橋です。今週サンクトペテルブルクでは初雪が降り、少し積もっては雪が雨に変わるという天気が続いています。今回はロシアの公共交通機関について紹介したいと思います。

米紙TIMEによると、私が留学しているサンクトペテルブルクは2015年渋滞が深刻な都市ランキングで5位、ヨーロッパでは一番深刻とされる都市にあげられています。ちなみにモスクワは6位、隣国フィンランドの都市は最も深刻でない都市として1位にランクインしています。

サンクトペテルブルクには4つの公共交通機関があります。簡単に紹介すると、①バス ②マルシュルートカ ③トラム ④メトロの4つです。サンクトペテルブルクではスイカのようなプリペイド式カード(Podorozhnik)が普及していて、私もそれを使っています。学生だと学割定期を買うこともできます。

ジョルダンのようなサイトもあります。http://spb.rusavtobus.ru/en/

それでは紹介していきます。

①バス(難易度:★ 料金:一律30r 支払方法:現金/プリペイドカード)

日本と同じように、路線が決まっており、路線番号を確かめてターミナルやバス停から乗車します。料金は、一律30r(約50円)です。乗車してしばらくすると徴収係がやってきて、代金を請求されます。

 ロシアのバスは、普通のバスとトロリーバスの二種類があります。バスはガソリンを燃料としていますが、トロリーバスは電気で動きます。そのため、トロリーバスの路線上には電気を供給するための架線が引かれています。たまに、バスとの接続部分が外れて、運転手自ら繋ぎ直している場面を目撃することがあります。

 お気付きの通り、渋滞の影響を一番受けやすい交通機関でもあります。私の寮から大学までバスで行くことができるのですが、最短20分最長1時間半程度かかったことがあります。各バス停に停まるので乗り過ごしてもすぐ降りられるということや安い乗車料金は魅力ですが、時間通りに到着できないことやスリの被害が多いことで利用を躊躇してしまいます。ちなみに基本的に英語案内は期待してはいけませんが、中心部であれば案内があることもあります。


②マルシュルートカ(難易度:★★★ 料金:一律40r 支払方法:現金/プリペイドカード)

乗り合いタクシーです。料金は直接運転手に払います。路線バスより高速でルートも多いため便利ですが、少し割高です。アトラクション並みの荒い運転と、自分で降りたい場所を運転手に伝えなければ降りれないということで最もスリルの味わえる公共交通機関だと言えます。


③トラム(難易度:★ 料金:一律30r 支払方法:現金/プリペイドカード)

路面電車です。乗り方・料金共にバスと同じですが、ゆっくりのんびり進みます。渋滞にはまるとどの交通機関よりも動きません。スリも少なく、運転も荒くないので、町並みを見たい時にはオススメです。


④メトロ(難易度:★ 料金:一律30r 支払方法:プリペイドカード/コイン)

メトロは渋滞の心配もなく、早い時では1〜2分おきにくるのでとても便利です。最高で時速90kmまで出るので、アトラクション気分を味わうこともできます。上のマークを探して、入り口から長いエレベーターでくだります。サンクトペテルブルクのメトロは世界一深く掘られているだけあって、エレベーターは長い時で5分程度続きます。ちなみにロシア人はエスカレーターで右に並びます。左側は急いでいる人が駆け下りていきますが、係員のおばさんに「走らないでください」と怒られるのが名物になっています。

支払い方法はプリペイドカードの他に、ジェトンとよばれるコインがあります。このコインは窓口や機械で買える1回券のようなものです。駅にはモザイク画があったり、シャンデリア風の明かりがあったりとてもお洒落です。2018年のW杯にむけて、新駅の建設も行われています。

ということで今回はガイドブックかのようにサンクトペテルブルクの公共交通機関について紹介してみました。ロシアについての質問やテーマリクエストなどありましたら是非コメントお願いします😋


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