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社会人を経て助産師になった〜助産師学校時代①〜

助産師学校の試験は、看護学校からストレートに行ったのが良かったのか、できた手ごたえがあって自信があった。
面接してくれた先生も、圧迫面接ではなくて、ここで学べたら、と思った。
学費は一年で200万くらいしたけれど。

無事助産学校に受かった時は、ようやく、と嬉しい気持ち。
でも同時に分娩10例の実習をどうしようか、と不安もあった。育児との両立で。

助産師学校に入学。
20名ほどのクラス。
看護師上がりの人もいれば、ストレートな人も。
和気藹々としていて、先生も厳しさの中に優しさや親しみやすさがあって、振り返ると楽しい一年だった、と思える。

前半は実習はなく、座学。
テストもあったけれど、自分がずっと学びたいと思っていたことだったから勉強が楽しかった。

通っていた助産師学校は、がっつり勉強というより、助産師として、人を育てることに力を入れていてくれていたように思う。

夏休みがあけたら実習が始まる。
いくつか実習先があり、

寮に泊まり込み(24時間オンコール)、
通いだが夜間呼び出しあり、
通いで20時まで、
の大きく3パターン。
期間は約3か月。

ただ分娩10例は自分で取らないといけないので、状況によっては、別の施設に一週間だけ行ったりも。

私は3か月も家をあけられず、通いにした。
通いはやはり希望者が多かったが、運と、譲ってくれた同級生に感謝している。
通いでなければ、家族がやっていけず、助産師学校は卒業できなかったと思う。
本当に感謝。

とにかく実習は半端ないと聞いていたので、夏休み中に家を掃除しながら、『ああ、もうしばらくはこんなこともできないのか』と悲しくなったりしていた。

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