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傾聴を伝え続けて日々思う事②

傾聴の実践練習(ロープレ)とフィードバックについて

「聴くことの練習をしたことがありますか?」

この問いから当JKPA協会(一般社団法人日本傾聴技能普及協会)のホームページは始まる。

「傾聴」の概念や心がけ、傾聴スキル等、ちょっと検索すればたくさん出てくる。それらを読んだり動画を見たりすれば、なんとなく「分かった気になる」。「やり方をちょっと知っただけ」に過ぎない、とは思わない。

「分かった」と「出来る」は違う。
いざ実践となると残念ながら全然出来ない。

「こりゃ練習しないと出来るようにならない」と分かっていてもやらない。

ロープレ練習は、「恥ずかしい」「面倒くさい」「時間がない」。
こんな気持ちが湧いてしまうのだと思う。

「傾聴のロープレ練習は受講者同士でやっただけ。講師からは、なにもフィードバックが無いんです。これでいいのか不安になりました。」

そんな受講動機を、ずっと聴き続けてきた。

傾聴を身につけるには、まず「傾聴」の概念をしっかり理解すること。
その上で、フィードバックを受け、都度改善に努めながら、何度も実践練習を重ねること。これしかない。
世の中時短グッズが大流行りだが、近道はない。

他社の講座を擁護するつもりはないが、短い講座の中では「傾聴をやってみよう」が主目的となるのは仕方がない。

JKPA協会は「傾聴がはじめて」の受講者には「傾聴アソシエ®」講座の中で、「傾聴をやってみる」をカリキュラムに組み、「傾聴をしっかり身につけたい」が主目的の「傾聴ロープレ練習」と分けて講座展開している。

「傾聴ロープレ練習」は「傾聴の概念」を理解している方が前提の実践練習の為、フィードバックはしっかりお伝えしている。

フィードバックとは指摘や感想とは異なる。経験値が低くかったり、コメント力が不足している講師は、この違いを混同している。よって受講者が混乱してしまう。残念ながら、この構図も長年変わっていない。

*フィードバックを受けながら傾聴練習をしっかり行いたい方は
JKPAの「傾聴ロープレ練習」

*傾聴の基本から学びたい方、復習したい方は
「傾聴アソシエ®」

JKPA・一般社団法人日本傾聴技能普及協会



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