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少年ジャンプ2024年4・5号感想

毎週毎週もっと軽い感想にしようと思っているんですが、やっぱりONE PIECE、呪術廻戦、SAKAMOTO DAYSは感想が長めになってしまいますね。本当は1作品1~3ツイートくらいの長さに収めたいです。

2023/12/25発売
表紙:-
巻頭カラー:呪術廻戦
センターカラー:アオのハコ
センターカラー:アンデッドアンラック
センターカラー:ツーオンアイス
センターカラー:Dr.STONE


表紙

オールスター雪合戦表紙。「あつまれジャンプ雪合戦!!!!!」ルフィを挟んで虎杖チームとデクチームが戦っているような構図がかわいい。

個人的な見どころ

  • 虎杖の雪玉の量

  • 半袖の阪本(寒そうに見えないのがすごい)

  • 立ち位置的に坂本の娘みたいに見えるあかね

  • 股間に雪玉を受けるアンディ、そうはならんでしょ(クロちゃん避けた?)

  • 何気に両陣営に分かれた殺し屋たち(坂本・十三)

  • 分裂する若君

  • ロボコ(ロボ)とニコ(魔女)が何気に強すぎ

以前は「半分くらい知らないキャラクターだ……」という感じなのであまり楽しみにしていなかった集合表紙ですが、ちゃんと読むようになったら全員のキャラクターがわかっているので楽しさも倍増。

呪術廻戦

カラー
最初日付の2018年12月24日って誤植!?って思ったんですが、これ作中日付なんですね。「年」がはっきり出ているのに慣れていなくて勝手に驚いてしまいました。あとやっぱカラーだとより虎杖の腕、なに!?というのが気になってくる。本当になんなんだろう。

第246話 人外魔境新宿決戦⑱
前回の呪具没収事案によって即死してしまうんじゃないかと思われた日車ですが、高専陣営によってカバーされて九死に一生を得ました。よかった。とはいえ予断を許さない状況であることは変わらず、日車の剣と高専陣営の力を合わせても押され気味に見えます。宿儺の余裕そうな態度も恐ろしいところ。ここで七海の術式が使用されるのはちょっとぐっとくる。

宿儺の術式の分析を中にあげられた「炎」の不使用に関しては何らかの理由があるんでしょうが、今のところは不明って感じ。ここが突破口になる可能性は高そうなので次回以降までちゃんと覚えておこうと思います。

そしてここにきて伏黒の魂を無傷で救える可能性を出してきたってことはその展開も十分あり得ると思うんですが、他のマンガならともかくこれは呪術廻戦なので、突き落とす前の準備という可能性もあって……。

前回、日車の能力のパワーバランスのことを感想に書いたんですが、宿儺の反応と地の文的に高羽と日車の才能は普通にバランス崩壊ぶっ壊れ性能っぽい感じですね。ここで「五条悟に並ぶほどの」能力が現れるのって結構賛否両論になりかねない気もするんですが、それこそ五条自身が「そう」思われていただろうこととか考えると、この世界の理的には不自然な話ではないかな、という感想。また、これって幽☆遊☆白書の終盤で有名な雷禅の旧友たちに対する黄泉のセリフ、「こんな奴らが野心も持たず隠れていたとは」の展開のオマージュがあるような気もしました。

SAKAMOTO DAYS

DAYS 149 凸

サブタイトルで今回なにが起こるのかなんとなくわかる回(そして大体思った通りのことが起きた)。

前回のシンの頭痛から「もしかして思考が伝わってない?」と超能力の喪失に繋がっているっぽいのがなんだか不穏。この段階では喪失したとしても一時的なものだとは思いますが……。それにしてもJCCのときといい今回といい、ナチュラルに思考を使って意思疎通を図ろうとするところ仲がいいですね。

有月側に寝返った武藤エリオ、もう死亡フラグしかない。今回の話を生き残っただけでも奇跡だと思います。南雲が明らかに会長に対して忠誠心がないことがわかりましたが、それでも仕事上はちゃんと敬語を使っているところは佐藤田先生に見せてあげたい(あんま喜ばないと思いますが……)。しかし27歳の南雲に対して「ガキ」呼ばわりは社会人としてはわかる言い回しですが、少年誌ではちょっと無理じゃない!?って感じでよかったです。洋画系の言い回しだって言われたら納得。

あとよく見たら南雲のセリフ「今すぐに殺したりしないよ」と『今すぐ』が入ってたのでそのうち殺す気ではいるんだなと思いました。ご愁傷様です。

からの、ヘリからのスラー陣襲撃。この空中技の連撃アクション、映画みたいですごい。顔見えてないのがキャロライナリーパーだとすると、有月はまた別のルートから侵入予定なんでしょうか。とはいえ、おそらくスラー陣営の最強戦力の楽を投入してきたので盛り上がりますね。実際、楽は殺連関東支部襲撃の主犯格なので殺連側からしてみれば因縁の相手でもあるし……。

先週までとはレベルの違う殺戮、まさかの鮫島退場からの南雲VS楽戦開幕!!!というところで今週は終わり!!!すごい盛り上がるシーンで年越しとなりました。「ヤンキー苦手なんだよね~」って言ってる本人がタトゥーバチバチのヤンキーみたいな見た目の人物なのはもはやギャグなのか?(いうて言われてみれば南雲のムーヴはヤンキーというより陽キャではある。)

ONE PIECE

第1102話 “くまの人生”

話が入り組みすぎて公式からボニーの人生年表が出てきてしまった。混乱していたのでありがたいです。色々なキャラクターの回想は見たいですが、ONE PIECEって世界情勢も目まぐるしく動いているので整合性を気にしながら考えるのが大変そう(ボニーに関しては元々考えてあった部分だと思う)。

シャボンディ諸島の一連の出来事をくま視点で見られたのはうれしかったし、2年前の麦わらの一味の姿を今の尾田先生の絵で見られたのもうれしかったけど、内容は本当につらい回でした。くまが想像よりもルフィに対して大きな感情を持っていて、それがベガパンクに伝わっていたというところがエッグヘッド編の頭に繋がってくるんですね。

くまが元気なボニーの姿を一方的にでも見ることができたのは不幸中の幸いだとは思いますが、不幸が大きすぎて全然、こんなんじゃくまが報われなさすぎる……!!!怒怒怒怒怒になってしまう。

くまの自我を消す瞬間、ベガパンクの「お前を愛した人間の数だけ!!お前の死は迷惑である!!!」というセリフだけではなく、研究員たちも祈りを捧げていたことからもくまが多くの人々から慕われていたのが伝わってきて本当につらかった。ここで直接手を下したベガパンクは見方によっては人でなしなのかもしれませんが、自分の技術・行為に対する責任を取る姿勢としては好感度が高かったです。危険な技術を持っていたり、その思想が万人と共有できるものではなかったりするとはいえ、平和のために力を振るいたかったベガパンクにとってくまの自我を消すことがどれだけ無念だったんだろうと思うとそれもつらい。

ボニーはこのくまの記憶を見たことで自分が愛されていたことを知ることができたとはいえ、本当にこれでよかったのか……、なんかもうつらすぎてよくわからなくなってきた……。

しかし、もし現在くまが向かっている先がエッグヘッドだったとしたら、ボニーがしたかったこと「ニカを見つけてお父さんに『ニカ』いたよって教えてあげたい」がギリギリ叶うんじゃないか!?って気もして、それが本当にかなったと言えるのかはわからないものの、せめてそれは叶ってほしい……!!!と思います。奴隷として人生のほとんどを過ごすことになったくまを「自由の戦士」が解放するというのもこう、おさまりがいいと思うので、どうか……。

アオのハコ

131 そんなことないですよね

予告通りのサンタ千夏先輩のカラーがかわいい。よく見たら大喜のゆるいぬいぐるみっぽいのもあってよりかわいいですね。

千夏の応援に来た大喜が「夢佳を復帰させなければIHへの道ももっと簡単だったな」という言葉を聞いて色々考える話……、というよりはそのあとの先輩たちの進路の話も考えるとざっくり「分岐点」の回だったんだと思います。この「分岐点」はこの先、スポーツ面だけではなく、大喜と千夏の恋愛におけるものも現れることの示唆だったんじゃないかな~~~。これは深読みかな……。

鵺の陰陽師

第32話 こんな事やってる時間ねーんじゃねーのか?

村に現れた幻妖が思ったよりも洒落にならない事態を引き起こしていたため、人命救助とより大勢の安全確保の間で揺れる価値観。この価値観の話っていわゆるトロッコ問題で明確な答えがない部分なので、問題提起として盛り上がる話題ですが収集をつけるのは難しいテーマですね。色々な作品で触れられているテーマではあるので鵺の陰陽師ではどういう答えになるのかが楽しみです。

そして烏天狗のおかげでさらっと学郎が鵺以外とも契約できることが発覚し、スピード契約。しばらく女の子だと思っていたんですが、よく見たら男の子なのかも。

応援が到着するまでに50分……、絶対この50分でなにかが起こると思いますが、それ以前に「転移結界に細工」というのを見るともしかして内部に裏切者がいるんじゃないか?とハラハラします。

キルアオ

page 35 海合宿完了

ノレンから十三へのの感情、恋愛感情になってしまうのか……!?というところを「姉弟や兄妹みたいな感じ」という感覚で乗り越える十三。「今は」というのがちょっと心残りですが、かなりよい落としどころだなと思いました。愛着はある現状、割と現実に即した感情として処理したのでボロが出にくいかなというところも含め……。

しかし今回の合宿の主目的はそこではなく、サーフィン対決の特訓だったのである!!!ということで来週が本題。どう考えても勝てないと思うんですが、本当にどうする気なんでしょうか。

今回は天馬が年相応な感じにアネゴといちゃいちゃしたいと思っていたことがわかったところがかわいくてよかったです。相手が嫌がるからやらないというところもしっかりしているので好感度も高い。

累々戦記

第4話 皺合わせ

もしかして鳴沢さん、レギュラー(ヒロイン)枠!?かわいいな~と思っていたのでうれしいです。主人公たちとの縁よりも助けたい女の子との絆の方が強そうに見えたのでちょっと意外でした(1話のカラーページをちゃんと見ればわかったことなのに……)。

今のところ累側にキャラクター性がないので、そっち側の印象は薄め。その分、主人公側のキャラクターの見せゴマが多いのがよかったです。まだ4話なのでそういう構成にしてるのかも。

鳴沢さんがレギュラーと仮定すると、今後は能力者の涅森と道具使いの朝風・鳴沢のスリーマンセル(+道具提供・説明のオババ)って感じになりそう。全体的に堅実なストーリー構成で来ているので読みやすいんですが、そろそろ作品のカラーを強めに出した回も読んでみたいな~と思います。今のところ学校の怪談的な要素が強いイメージですが、今後どうなっていくのかも気になるところ。

アンデッドアンラック

No.189 ジュリア

風子の勘を頼りにジュリアの通う学校に潜入するユニオンメンバー……と思いきやボスがニコNGを出されていたのには笑ってしまった。周りのみんなが食い下がる様子もなかったことから、みんなもボスには無理だな……と思っていただろうところも重ねておもしろい。

完全に別人として生まれているわけではなく、夢として前世の記憶が発現しているのがアークの影響なのか、親という存在がいない時代からループを始めた影響なのかは不明ですが、さすがジュイスさん!!!という気持ち。UMAが探していたことからも上位理特攻としてマークされているらしく、それもまたさすがジュイスさん!!!でした。

無謀でも他人を助けようとする無謀なイカレ具合が風子(ボス)に似ている、というところで次回へ続く。しかしUMAゴールドが消えたら世界に結構影響がありそうですが、そこのところはどうなるんだろう……。銀と銅が来るのかも(適当なことを言うな)。

しかし、ジーナは風子の本の中でジュイスのことは知っていると思っていたんですが、もしかしてそこは知らないっぽい?

あかね噺

第92席 十八番

この流れで「あかねの十八番が狸賽になるかも!」というのはマジで?とよかったね……!という気持ちが入り混じってわくわくする気持ちが止まりませんでした。しかし、ここにきてあかねの真面目すぎる落語への姿勢が自分の枷になってしまう……というのも話の盛り上がりとしていい感じ。

そしてその頃、あかねの二ツ目推薦のカギとなる泰全は本当に最悪の目に遭っていました。こんなやり方がまかり通る世界のまま話が進むことはないと思うので全生はそのうち痛い目を見るとは思うんですが、この全生の行為があかねの落語にどこまで響いてくるのか不安。でも、もしこのあと全生が痛い目にあったらうれしくて盛り上がってしまうかもしれない。

グリーングリーングリーンズ

第5話 ぶっ飛ばせ

最初に読んだときは「ハンデはつけるけどアドバイスはいらないってなに!?どういうこと!?しかも勝たないとならない戦いで!?」となっていたんですが、良く考えると珀の考えは「ゴルフが楽しいことが最も重要」というところでちゃんと筋が通っているんですね。この辺りは初心者スタートならではなので、新鮮さを感じられてよかったです。

とはいえ、王賀に「可能性はあること」を伝えられ、目の前でフォームを見せてもらって自分のスタイルを見つけられた!というのはかなり王賀に甘えてしまった形になるので、後々この辺のフォローはあるとうれしいですね。甘えることがダメってわけではないんですが、主人公なのでかっこいいところが見たいという個人的な希望です。

ウィッチウォッチ

138 ロールモデル

ギャグがキレキレ過ぎて電車内で笑ってしまい、完全に不審者になってしまったのでアンケート入れようと思います。「泣いてる!」のところで死ぬほど笑ってしまって本当にごめんなさいになった。

しかし「かい…ちょ」「シン…くろ~ん」だけで全て察してくれたケイゴ、とっさの判断でウルフになってくれたところを含めて有能すぎる。こういう時はちゃんとカンシも有能なのはいいところだと思います。

僕とロボコ

第167話 2023とロボコ

ある記憶とない記憶が入り混じっていましたが、今年を振り返ることができて楽しい回でした。マジで事実と嘘が混じっていて混乱するため、事実の体で嘘が紛れ込んでいたら絶対に気が付かないと思います。

あと普通に作者ネタまで挟んでくるの強すぎて普通に笑っちゃった。でも体調不良は心配なので、体調不良になったときはその都度お大事になさって欲しいなと思いました。

ちゃんと除夜の鐘&良いお年を!で締めているのもすっきり。こういうときに時事ネタを挟めるのはロボコの強いところですね。

ツーオンアイス

第14話 戦前のメリークリスマス

わかっていたことですが、24日に「全日本フィギュアスケート選手権」があるから一緒に見よう!!!というのが本題でした。この辺はちゃんとフィギュア知識がある人はわかってたんだろうな~~~。

下手に意識してないことを強めに出さず、相応の緊張をしている隼馬にはリアルな好感度の高さがある。こういうところのキャラクターの心情の描き方が好きです。OK Googleを恥じる綺更とかもその部類かな。

ペアの競技人口の少なさという問題をかなり前面に出してきているので、主人公たちによってペア競技の良さを広げていくというのが作品テーマだと思うんですが、これは扱いがテーマだと思うので今後どう表現していくのかが気になります。競技人口の少なさを逆手にとって、キャラクターを掘り下げるという目論みもあると思うんですが、これは今回のペア演技ダイジェストがそんな感じでしたね。それぞれのペアの特色が出てきてワクワクしました。

そして空天雪、綺更に対する尋常ではない感情を抱きながらメダルを受け取っていて本当に怖かったです。なんとなく会える予感通り近いうちに対面すると思うんですが、マジでどうなっちゃうのか気になりすぎる。

逃げ上手の若君

第139話 ブレイク 1338

先週から引き続きそれぞれの因縁の相手との熱いバトル回でした。小次郎の相手はマジで化物すぎて普通に「こういうのありな世界観なんだ!?」「でも松井先生だもんな……」ってテンションが浮き沈みしてしまう。

そして射られた時行は放たれた矢を馬を盾に避けようとしたものの、あえなく落馬。「一人前になるには?」のモノローグとともに現状がその「一人前になる」条件を満たしている状態であることが示されましたが……、時行生きてる!?これ本当に大丈夫!?

カグラバチ

第15話 飯

シャルの過去編開始に伴い、シャルの母親が登場。あまり描かないイメージがあったので女性を描くのがちょっと苦手なのかな~と思っていたんですが、シャル母が普通にかわいかったのでそういうことではなさそう。シャルの母親は普通にシャルの父親に裏切られたっぽいので結構ずーんと来るエピソードだった上、その結末もかなり悲惨なものだったっぽくて「あ゛~~~~ダークファンタジ~~~!!!」になりました。好きですがつらい。

ちなみにチヒロの新技は隠密系っぽいので派手さはあまりありませんが、めっちゃ便利そうですね。

しかし、やっとシャルが助かりそうでほっとしています。ここでハンバーガーを差し出してくるチヒロはなんかズレてるとは思うんですが、心から良かれと思ってやっていそうな顔だったので私までなんだかシャルに感情移入してほっとしてしまい、ちょっと泣いてしまいました。次週1コマで脱出してシャルを温かい寝床で寝かせてやって欲しいです。

Dr.STONE

3D:FUTURE SCIENCE

ホワイマンのやった「死者を騙る行為」、そこから人類とホワイマンの間に横たわる溝について……、という話になると思いきや、長い時を生きるホワイマンは感情をONにしていると「耐えられない、辛すぎる」という重すぎる設定が登場。そこからの「もしかして自分たちが石化光線を多種族に対して放つのは」という結論に行きつきかけたときは「やめろやめろやめろ!」になってしまいました。は~~~、なるほど過ぎるし、こんなに腑に落ちるのもすごい。

ということはタイムマシンは完成しないのか……からの、まだ完成した可能性がある!ラストへの流れはマジで体が震えるほどの感動がありました。あえてここで終わる、というのもすさまじい余韻で、こんないい話読まされたら死ぬまでDr.STONEのこと忘れないかも……、とクソデカ感情を抱いてしまいました。

白夜のスピンオフ読んでてよかった~~~!!!

夜桜さんちの大作戦

作戦208. 二刃

修行にしては甘くない?と思っていたらラストですごい修業が始まってしまった。キレた二刃、めちゃくちゃかわいいけどめちゃくちゃ怖い。

ひつじ先生、普段はかわいい系の絵柄なのにこいう決めのシーンでは妖艶さも併せ持った雰囲気の決め絵を入れてくるのがホントにいいと思います。健康にいい。

双子の予言に続き、旦まではっきり「抹殺」を指示してくるあたり、夜桜の双子というそのものになんらかのギミックがある可能性は高そうですね。旦の元にいる数字名の子と併せて謎は深まるばかりなので、今後の情報開示が楽しみです。

魔々勇々

No.16 「逃げるは恥だがなんとやら」

全開でエリシアの傷と決意を描き、その死別を乗り越えたエピソードからの「死者蘇生」にすがるクプトゥラとの戦いに繋がるのは気持ちのいい流れでした。コルレオとエリシアのボケによって流されてしまいましたが、クプトゥラはおそらく子どもを亡くしているんだと思います。子を亡くした母に「死者蘇生」のカードは禁止カード過ぎてグリシャへのヘイトが高まりました。てっきり死者蘇生はエスカバの願いかな~と思っていたのでそこは意外(望みが被っている可能性もありますが……)。

エリシアも「クプトゥラは悲しい魔王」だと発言しているところを見るに、エリシアも事情をしっていそう&コルレオとエリシアの人となり的にクプトゥラが救われる展開はあり得る気がしますが、そこでグリシャがどう出るかは不穏です。多分次回クプトゥラの過去話は来ると思うので楽しみです(つらい話が来るだろうにこういう言い方をするとちょっとアレかも)。

アスミカケル

Round27 獣の牙

奈央さんの勝ちへの執念、怖すぎ!?

ヒロインの横のモノローグが「痛みと恐怖による潰し合い」「暴力の対話――」になることあるんだ……になってしまった。ただ、それゆえの獣の美しさが感じられるのが素晴らしいですね。でもやっぱ怖い。

それに対して怯み負けすることなく、得意なフェンシング技を繰り出してくるお嬢様もすごい。格闘技としての描き方に格がありすぎ。ずっと見ていたいし、勝敗ついて欲しくないという意味で来週を素直に心待ちにできない回でした。

暗号学園のいろは

第五十四号 「遠くの戦績より近くの委任」

最も心配されていた法廷フロアに被告人として立ついろは。自分の凄惨な体験談を父親がマンガにして世間に出していたというとんでもない過去が発覚し、そこまで念入りな尊厳破壊が行われていたことにキッツ……って気持ちになりました。ただ、同級生を「応援」させられたという件に関しては副キャプテンからの「お前だけでも女の子のふりをして生き延びろ」という提案だったことも発覚し、彼らの目論見通りにアンビシャスがいろはを救ってくれたという点だけはよかっ……いや、よくはないか……。しかしそこまで信頼されているアンビシャス、一体何者!?という疑問は残ります。

ここで眼鏡兵器を持っていない縁ちゃんの発言によって裁判官がバグり、いろはの心も救われるというナイスプレー。「一緒に死にます」からの「身元引受人は被告人と生涯添い遂げるように!」「宣誓。愛してる」は愛以外の何物でもないのに、そこをさらっと当たり前のように進めていくスタイルも好きです。

最終フロア499階に集った一同、進めるのは2人だけ(脱落者はログアウト)、というルール上ここがメタバース編のクライマックスであることは間違いないので(でも西尾維新なので過信はできない)、来週が楽しみ。個人的にはいろはと東洲斎さんになってタイマンするのがきれいだとは思いますが、そういうわかりやすい展開にしないんじゃないかな~という気もします。

暇なときに全フロア一覧っぽいコマは読んでおきたいですね(よく見るとお肉屋さんフロアとかある)。

少年ジャンプ2024年6・7号 予告

次も合併特大号!!!発売日が土曜にズレるのは久しぶりな感じ。

巻頭ONE PIECEはうれしいですが、先生はまた働き過ぎじゃない!?マッシュル-MASHLE-の特別読読み切り、白井カイウ先生の読み切りが載る回ということで、合併号らしい豪華さにわくわくしますね。

2024/01/06発売
表紙:-
巻頭カラー:ONE PIECE
センターカラー:マッシュル-MASHLE-(特別読み切り)
センターカラー:首化粧(読み切り)
センターカラー:僕とロボコ

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