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JBCF椿ヶ鼻ヒルクライムE1優勝

JBCFのレースとしては自宅より一番近く、前回の福島遠征後には多めの休養を取り、1か月ほどクライムに絞ったトレーニングもできて、久しぶりに色々準備OKの状態で挑みました。
その結果は・・・E1初優勝!
Top-Photo:ko-he-@zildjian79590さん
こちら← に当日の楽しそうな良い写真がいっぱいあります!

■レース概要

第7回 JBCF椿ヶ鼻ヒルクライム
・主催:JBCF
・E1 (13.6km)
・出走:18名(完走:18名)
・結果:1位
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[コース概況]
スタートから1.5km-100mUPの登坂を経て、トンネルからダム湖畔3km弱は、ほぼ平坦。
その後、前津江小を経て前津江中まで4km弱のまあまあの登坂区間となります。
前津江中から県道合流までの3km区間は平坦→激坂1→平坦。
県道合流から残り1.3kmほどが本ヒルクライムレースの看板区間で、ゴールまで残り1kmからは斜度16%を含む激坂2~区間です。

試走時、最後の激坂入口

■レース機材

フレーム:look 785 HUEZ RS DISC
ホイール:BORA WTO DISC33
タイヤ:Vittoria Corsa G2.0 TLR 25C
空気圧:FRとも6.0BAR
ギア:F52-36/R11-28
重量:7.7kg
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ロードレースと仕様は、ほぼ同じです。
軽量化はせず、写真の状態で7.7kg・・・
ヒルクライムとしてなかなか重いほうかと思います。

■体調など

足首の状態は、テーピングがしっかり巻かれていれば走れますが、しっかり巻くほど弊害で側面や踵に強い痛みが出る状態。
直前のトレーニングでも最後の方で痛みが出ましたが、ヒルクライム1本程度なら大丈夫と判断。
その他の体調は万全!

最終調整は鞍岳からミルクロードへ

■レースプラン

2019年の本レース(2位)では、序盤1名の逃げ(優勝者)を見送ってしまい、最後の500mで単騎追いついたものの、ゴール前アクシデントで苦杯を喫しました。
E1では、入賞やシングルリザルトを目指すだけなら頑張ればなんとか成りそうなハードルが、優勝になるとグッと高くなる印象です。
特にジャージ保持選手をはじめとする上位勢の粘りがすごい。
いかにして心を折るか(なかなか折れない)。
そして1着ゴールを確実なものにするために試走の段階から色々検討。
このコースは最後の1kmが勝負ポイントと考える選手が多いと思いますが、私は後半、下記作戦②の約3kmの区間(平坦→激坂1→平坦)を最重視し、基本の戦略を考えました。
[作戦①]
中盤まで抑え気味に走りつつ、逃がしはしない。
[作戦②]
前津江小・中の登りを終え一息つきたいシャワーポイントでアタック。
ライバルの脚を削りながら振るい落とし&少数で終盤を迎える。
[作戦③]
終盤の激坂対決でライバルの心を折り、引き離してゴールする。
※E1は最後尾スタートなので、この区間は多くの前走者を縫って走る必要があり、アクシデントを避けるため、安全圏まで引き離してゴールするのが理想。
[最終アタックポイント]
作戦②約3kmの区間の激坂1が終わって平坦に入る瞬間又は、県道合流からの激坂2始まりポイント。

■レースレポート

4時起床で、自宅から2時間ほどで現地着。
受付→テーピング→トイレ→アップと、9時スタートに向け余裕をもって準備が進みます。
福島後にしっかり休んだのでCTLの積み上げはできなかったけど、体調は万全で、登りの感覚も良い印象。


[序盤-トンネルまで]
→1.37km-106mUp-5.2W/kg-4:25(4:20)
※()内はE2クラスタのタイム(目安)。

スタート後、E1のペースは上がりません。
遅いです。
TT(タイムトライアル)じゃなく、先着すればよいので積極的なペースアップはだれもしないので、展開もありません。

[序盤-湖畔平坦区間]
→2.73km-92mUp-3.4W/kg-4:36(4:25)

2.73km-92mUp-3.4W/kg-4:36(4:25)

先頭交代をしながら、あいかわらず緩いペースで進みます。
E2集団より10秒以上遅く、完全に距離消化状態。

[中盤-前津江小-前津江中まで]
→3.78km-218mUp-5.3W/kg-9:17(9:19)

斜度が上がったタイミングから今回マークしていた選手の1人、津末サイクルのサルマ選手が積極的に集団を活性化させ、逃げようとする気配ありましたが、E1集団一気にペースアップ。
先頭交代をしながら前津江小のキツイ登りでもE1は集団のまま。
アタックポイントの前津江中へ近づくタイミングで、弊チームの岩切選手がペースを上げます。
中盤までの逃がさないで温存する作戦①はここでクリア!

[後半-県道合流まで]
→3.10km-211mUp-4.6W/kg-9:25(9:47)

岩切選手の絶妙なリードアウトを受け、前津江中前まで登り上がったポイントで単独アタック。
この日の最大パワー(811W-14W/kg)でペダルを踏み込み、集団とのギャップを作ります←これが目的!。
これから500m程はほぼ平坦で集団有利ですが、さっきまでのキツイ登りからの一息つきたい集団は追ってきてもばらけるだろうと予想。
さっき作ったギャップを活かし1個目の激坂前までリードを保ちます。
そしてコース1個目の激坂突入!
ちょうど激坂1の直前でリードが0になったのでベストタイミング。
激坂出だしは630W-11W/kgで踏み、その後8W/kgで後続を再度引き離します。
振り返ると集団は崩壊。
さらに激坂1中盤で振り返ると追走は津末サルマ選手、soleil de lest栗山選手、前年イエロージャージの池川選手、あと数人見えました。

追走が迫ってきたら、400W-7W/kgで踏み込みまた引き離し。
そして200W-3.5W/kgまで緩めペース走。
これを数回繰り返し、脚を削りに入ります。
追い付けそうな距離で追いつかず、ずっと踏むのはきついはず。
これが前津江中前アタックで作ったギャップの意味。
しっかり活かせました。

1個目激坂終盤、粘り強く追ってくるのはサルマ選手と、栗山選手の2名。
一気に詰め切れないので相当きつそうと判断。
もう少しすれば緩下りを含む最後の平坦区間へ・・・

ここで2つの選択を考えました。
 1. ここで最終アタックし単走で踏んでいく
 2. 2人を待って3人で平坦へ

最後の激坂に入る前に2人の消耗度を直接確かめたかったので2を選択。
一旦脚を止め、3人でわずかな緩い下りを進みます。
2人ともけっこうキツそう・・・作戦②もクリア!
そして、しっかり脚休めにもなりました。

[終盤-ゴールまで]
→1.36km-159mUp-6.2W/kg-5:12(5:38)

平坦区間を終え県道合流、最後の1km強が始まります。
そして最終アタック!
出だし100m-30秒ほどを8~9W/kgで踏み込みます。
栗山選手を引き離し、粘り強く追ってきたサルマ選手のペースダウンも確認。
この後も緩めることなく、6~8W/kgで決定的な差を作ります。
作戦③もクリアです!

残り500mはペース走でゴールまで。
やっとE1で勝てました。

■勝因

今回は試走も含め、事前にヒルクライムのトレーニングもでき、久しぶりに調子よく登れました。終始余裕をもって走り切ることができ、プラン通りのレースとなったことが勝因です。

■Photoなど

入賞者一機
副賞に麦焼酎頂きました
スタート地点から直ぐのうめひびきでさっぱり
地鶏炭火焼き虎徹で遅めの昼食


運営の皆様、地域の皆様、写真ご提供いただきました皆様、チームのみなさん、応援、サポートありがとうございました。
今後のヒルクライムレースなど出場したいところですが、ブッキングしている事案が多く、厳しそうです。
また、機会がありましたら応援よろしくお願いします。






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