先日のサッカーのドイツ戦を見終わって色々考えてしまった

先日、サッカーの親善試合で日本vsドイツの試合が行われました。
親善試合・・・といっても、この試合は普通の親善試合とは違います。
この試合は、ドイツ側が日本に申し込んできた試合で、ドイツでの滞在費約1億円をドイツ側が支払っているそうです。
なぜ、そこまでして、日本代表と試合がしたかったのか?
理由は明白ですよね。
カタールワールドカップで、ドイツは日本に1-2で敗れました。
結局、日本戦の敗戦が最後まで響き、ドイツはGL敗退となってしまいました。
ドイツと言えば、かつてはGL突破は必ず突破する国で有名だったのに、ここ2大会は連続でGL敗退。
その雪辱の機会として、この親善試合が組まれたのでしょう。
スタメンを見ても、ドイツ側は超本気だったと思います。
でも、試合結果は、4-1で日本の圧勝でした。
しかも、ワールドカップの勝利とは全く違い、試合内容まで含めての完全な勝利でした。

ボール支配率こそ、ドイツ65%、日本35%でしたが、シュートはドイツが12本なのに対して、日本は14本、枠内シュートに至っては、ドイツ3本に対して日本は11本と完全に圧倒しています。
つまり、ドイツはボールは持てたけど、点に結び付く決定的なチャンスはほとんど作れなかったということになります。
今のサッカーでボール支配率はあまり意味を持ちません。
サッカーは、ゴールの数を競い合うゲームですからね。
中盤でボールを回す時間が多くても、シュート、さらにはゴールにまで結び付けられなければ、何の意味もないのです。
その点、日本はボール支配率こそ少ないものの、シュートまでつながる効率的な攻撃を仕掛け続けることができました。
なので、この結果は必然でしょう。

それにしても、いくらドイツの調子が悪くても、一昔前だったら4-1になることはなかったと思います。
一昔前の日本代表であれば、2-1でリードしたものの、後半のドイツの攻撃に耐えきれずに2-2の同点にされ、下手をすると2-3と逆転されていたかもしれません。
しかし、今回の日本代表は、ドイツの猛攻?にも普通に耐えるだけじゃなく、3点目、4点目と追加点まで奪ってしまいました。
いやあ、日本代表・・・強くなったものですね。
私はJリーグ発足時からサッカーファンになったのですが、当時の日本代表は本当に弱かった。
アジア最終予選のドーハの悲劇の時は、大学寮で友達と見ていたのですが、当時の日本代表は、アジア予選を勝ち抜くことすらできないほどの弱さでした。(そもそも最終予選まで進めたこと自体がすごいという評価だった。)
ちなみに、イラクに同点にされた時、寮の他の部屋から一斉に「あーっ」という絶叫が聞こえてきたのは、最悪の思い出として残っています。(笑)
あれから30年、今や日本代表はワールドカップに当たり前のように出場できるようになり、強豪国とも互角に戦えるようになりました。

昔、キャプテン翼という漫画の中で、日本がドイツやフランスに勝ったりしていたのですが、私も大勢の人も、それはフィクションの世界だという認識だったと思います。
でも、今や、日本は普通にドイツやスペイン相手に互角以上の戦いができるようになり、もはやフィクションの世界ではなくなりました。
あとは、ブラジルに勝つことだけですね。
日本はどうしてもブラジルに勝つことができません。
一度だけ、オリンピックで日本がブラジルに勝ったことはありますが、A代表では親善試合を含めても一度も勝ったことがなかったはずです。
これでブラジルにも勝てるようになったら、本格的にワールドカップベスト8以上が見えてくると思います。

なぜ、ブラジルにこだわるのかというと、ここ2大会ほど日本とブラジルは、奇妙な縁があると思ったからです。
というのも、ここ2大会、ブラジルは日本が負けた相手に負けているからです。
ロシア大会では、ベスト16で日本はベルギーに敗れ、準々決勝でブラジルはベルギーに敗れました。
そして、カタール大会では、ベスト16で日本はクロアチアに敗れ、準々決勝でブラジルはクロアチアに敗れました。
そんなわけで、なんか、日本とブラジル、奇妙な縁ができてるなあと思った次第です。
だから、もし日本がベスト16の壁を突破して、ベスト8に進むことができたら、待ち構えているのがブラジルという可能性が高いなあと思ったわけです。
ていうか、個人的にその展開を期待しているわけです。(笑)
日本がベスト4に進むには、ブラジルに勝てるぐらいの実力はないとだめだと思います。
まあ、今のブラジルは、かつてのように無敵な存在ではないので、日本代表でも勝てる日が来るのはそう遠くはないと思っています。
個人的には、日本代表がベスト8に進んで、ブラジルと対戦する日が来ることをすごく期待したいと思います。

まあ、その前にアジアで勝たないといけないですけどね。
次の大会からワールドカップの出場国が48か国まで増えて、アジア枠も増えるので、ワールドカップの出場自体は、恐らく今まで以上に容易にできるとは思います。
ですが、まずはアジアカップを取ってほしいですね。
先ほど、ボール支配率が高くても、点を取らなければ意味がないと書きましたが、アジアでは日本のボール支配率が高くなる試合が多くなると思います。
でも、日本代表は、ボール支配率が高くなると、途端に点がとれなくなるんですよね。
ワールドカップでも、ドイツ戦、スペイン戦には勝ったけど、ボール支配率の高かったコスタリカ相手には1点も取れずに負けてしまいました。
今の日本代表の問題は、もうそこだけだと思います。
自陣をガチガチに守って、カウンターで攻撃してくるタイプの相手から、どれだけ崩して点を奪えるか。
それは多くの強豪国の悩みでもあるわけですが、そこを克服できれば、日本代表はもう一歩先に進めるのではないかと思います。
だから、日本代表には、ぜひともアジアカップの優勝を果たしてもらいたいと思っています。
頑張れ、サッカー日本代表!!!

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