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磁極の大逆転の履歴

地球の磁極の逆転は、地質時代の歴史の中で何度も起こっており、地球上の岩石や堆積物の中に保存された磁気情報からその履歴を知ることができます。

過去2000万年間の間に、地球の磁極の逆転は約20回起こっており、平均的な周期は約10万年から100万年程度とされています。ここで、いくつかの主な磁極逆転の時期を挙げます。

クロノ期: 約780万年前、地球の磁極は現在の南極に近い位置にありました。この時期は、古生代末期の大量絶滅事件(ペルム紀大量絶滅)と重なっていることが知られています。
マトゥヤマ期: 約780万年前から710万年前にかけて、地球の磁極は約20万年の間、北極と南極の間を振り子のように動いていました。
ブルーノ期: 約700万年前から690万年前にかけて、地球の磁極は現在の北極に近い位置にありました。
ブルネシュ期: 約520万年前から480万年前にかけて、地球の磁極は再び現在の南極に近い位置にありました。
ガウス期: 約170万年前から150万年前にかけて、地球の磁極は現在の北極に近い位置にありました。
ブルホールム期: 約78000年前から12900年前にかけて、地球の磁極はまた南極に近い位置にありました。
最近の磁極逆転は、約78000年前のブルホールム期に起こったものであり、現在は再び地球の磁北極が存在しています。しかし、将来的には再び磁極の逆転が起こる可能性があります。

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