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#2 #あの会話をきっかけに 「ここで逃げたら、できないままのけいだよ。やりたいなら、頑張ってやってみろよ」

ここで逃げたら、できないままのけいだよ。やりたいなら頑張ってやってみろよ

それは大学1年の冬だった。

国立理系。課題とテストに追われる日々の中、教育系NPOでインターンをしていた。

その日々はとても凄まじく忙しいものだった。

朝7:00起床。起きたらベットで仕事をこなし、8:00に家を出て、大学へ行き、帰りは横浜の大学から東京のNPOへ。家には毎日日付が変わってから帰った

そんな僕の悩みは、大学の課題とNPOの仕事の両立。大学の勉強は難解な数式や理論ばかりの説明。はじめての仕事は、メールもうまく打てなかった。頑張りたいのに頑張れない。できないことが多すぎて、どう頑張ればいいのかもわからなかった。「何かをすれば人に迷惑をかける」そんな無力感を持つとてもつらい日々だった。

そしてまた、何もできない自分を曝け出しているのが、とてつもなく辛かった。

自分の無力感に苛まれたある日、当時の自分の面倒を見てくれていた上司にこんなことを告げたのだった。

上司からのメッセージ

仕事をしてみたけど、やりたかったわけじゃないんだって気づきました。今までありがとうございました。

目は見れなかった。涙を堪えて、心がブレないように、伝える。

少しの沈黙の後、笑みひとつ無い本気の表情で、言葉が返ってきた。

ここで逃げたら、できないままのけいだよ。やりたいなら、頑張ってやってみろよ

僕の感情の防波堤が壊れた。

抑えきれない涙が、溢れ出た。一番欲しかった言葉は、応援の「頑張れ」だった

できないと真正面から伝えてほしかった。その上で、自分を後押ししてほしかった。

できない自分をダサいとかカッコ悪いと言われなかった。むしろダサいまま突き進むことをよしとしてくれた。

ここに自分がいても、迷惑をかけて、誰の役にも立たないダメなやつだと思ってた。そんな自分なんていなくなればいいと思っていたけど、がむしゃらな自分でいいと言われてから、そしてまたできない自分を超えていきたいと思えてから、見ている景色が変わった。

#あの会話をきっかけに

僕はひとつひとつの「できない」ことに向き合った。そしてどうすればいいか、「できない」ことは「わかるまで」、「できるようになるまで」色んな人の手を借りながらできるように、そしてその先の理想に向かって歩んでいった。

あれから、6年。ふと立ち止まりながら思うのだ。

あの会話をきっかけに、泥臭くダサい自分が少しは好きになったのだと。

そしてまた思うのだ、あの時くらいやりたいと思う何かを渇望しているのだと。


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徒然なる日々の中で

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