Z世代の人材育成プロデューサーから見た、リアルな「Z世代の特性」
巷でZ世代は、もてはやされているように感じることがあります。一方で、「Z世代ってぶっちゃけどうですか?」と登壇機会などで聞くと、参加者からの声は結構厳しいものが多いなと思います。
最近登壇にて、Z世代の特徴について聞かれることも増えてきたので、ここでそのお答えをまとめておこうと思います。
前提知識、Z世代とは?
そもそもZ世代とは?というところから一応記載しておきます。いろんな定義があるのですが、1997年~2012年に生まれた人がZ世代と基本的には定義されています。
私は1995年生まれなので、ちょうど多くのマネジャー層とZ世代の狭間にいる世代です。だからこそ、両者の感覚を理解できることも多いです。
Z世代は社会貢献に興味が強いのか?
Z世代の特徴として巷に言われていることを調べてみました。
総じて同意できることだと思います。
一方で、社会貢献に興味が強いということを聞くこともありますが、それはややずれていると感じます。「Z世代ってみんな社会貢献に興味ある?」と聞かれますが、いつもSNSで活動をしている人が目立ちやすいだけなのが、実情だという話をします。
Z世代の一番の特徴は「スマホ刺激」が常に横にあること
その上で、「Z世代の一番の特徴」は「スマホという刺激が常に横にあること」だと答えます。私は「スマホ刺激」と呼んでいます。
彼らの初めての携帯電話はスマホです。
このスマホが当たり前にある世の中に生きてきたことが大きく、価値観に影響を与えていると思います。
スマホはたくさんの刺激的なコンテンツや広告があるために、依存性がとても高いです。
Z世代は答えをスマホに依存する
このスマホ依存により、起こっているのが、自分で考えることや自分で顧みる力の欠如です。
自分の価値観を承認してくれるものが必ずスマホにはあります。それはとても極端なものでもです。
だからこそ、日常で意見が食い違うときやフィードバックを受けたとき、「SNSの~~~はわかってくれるのに、この人はわかってくれない」という感情が生まれることが多い。意見の違いやフィードバックを自分なりに考えることを怠る人が増えています。
これがZ世代はマネジメントがしにくいという声の多くはここにあると考えています。
Z世代はこうだと言い切れない
ここまでZ世代の特性を語ったきましたが、最後に、Z世代は他の世代と同様いろんな人がいるということです。とてもアクティブに外に向けてアクションする人もいれば、うちに閉じこもる人もいます。
あくまで世代の傾向を語ったのみなので、自分は違うという方はもちろんいることはわかっていますので、よろしくお願いします。
だからこそ、一人ひとりの特性に合わせたコミュニケーションを大切にしてください。
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