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汗と油にまみれた整備士が「話を聴く専門家」になったワケ。

私は車の整備士をする傍ら
「話を聴く専門家」としてSNSを中心に
年間約300件の相談を受けつつ
最近はLivelyTalkという
オンラインでお話を聴くサービスの
ホストを務めさせていただいています。
そんな私が、どうして「話を聴く専門家」になったのか。
そんなお話です。

毎日汗と油にまみれる整備士

私の職業は自動車の整備士です。

毎日、この記録的な猛暑の夏も
エアコンもないサウナのような工場で
あっついエンジンやら、
80㎏もある大きなタイヤを持ち上げて
汗と油にまみれて仕事をしていました。
最近は少し暑さも和らぎましたが
動くと汗ばむ暑さ。
熱中症にならないように
日々、車と向き合っています。

そんな私は、メンタルケアスペシャリストという「お話を聴く専門家」の資格を持っています。

車の整備士が
人の心のメンテナンスもする。
そんな感覚なのかなと思っています。

人のお話を聴くのが好きすぎて、
「話を聴く」資格まで取得してしまった人


私は、メンタルケアスペシャリストという
資格を持っています。

メンタルケアスペシャリストとは
人の悩みや孤独に寄り添い、お話を聴きながら心を癒す「対話」をする傾聴のプロの資格です。

この資格を持つ「精神対話士」は
ホスピスや介護施設、スクールカウンセラーや自殺予防の「ほっとライン」など人の心と向き合う仕事をしています。

私はこの資格を持って精神対話士にはならず、フリーで活動しています。

なぜフリーなのか


私はこう考えています。

大きな病気になられた方や、
学校に行けない学生、
介護施設にいるお年寄りやそのご家族。
孤独や不安を感じる方々など
お話を聴かなければならない方々は少なくないと思います。

しかし、この世の中には

声をあげたくてもあげられない、
声を出せたとしても、
声にならない声でしか叫べない人たちがたくさんいるのです。

私は、そんな人達と向き合い、対話し、癒す事をしたい。そう思ってフリーで活動しています。

今は主にSNSアプリが活動の場です。オンライン上でお悩み、人生相談、恋愛相談、愚痴聞きなど一年間で300件程相談を受けてきました。

そして、最近では
LivelyTalkというオンラインでお話を聴くサービスのホストを務めさせていただいています。

なぜカウンセラーではなくメンタルケアスペシャリストの資格を選んだのか?

長男で母子家庭の三人暮らし。

そんな環境で育った私は、子供の頃から面倒見は良く、人の話を聴くのが周りに比べて得意だったと思います。

社会人になると、後輩の教育や新人研修の成果を評価されるようになります。

何か人間関係でトラブルがあると上司から呼び出され「何とかしてきて」と無茶振りされることも多々ありました。
(今思うと、その言い方!って思いますが)

ある時、いつもと同じように話を聴いて元気になった人からこう言われました。

「私もけいさんのように人に元気を与えられる人になりたい」

その言葉を聞いた時、自分がいつものように「普通」にやっていたことが、
実はすごい事だったんだとその時に気付きました。

その自分の「特技」を活かせる事は無いだろうか。

そして、私自身が自死遺族としてつらい経験をしたことから
世の中で困難や孤独と正面から向き合っている人に対しても
「話すこと」を通じて、心を軽くしてあげることはできないだろうか。

そんな時に出会ったのがこの資格でした。

人の心に寄り添う傾聴のプロ。

私がやりたいのはこれだ!と思った瞬間でした。

準備期間を含めて約半年。
心理学、死生論、現代家族論、メンタルケア論、介護、医療現場の声、
そして実務研修を経て
猛勉強の末、やっとこの資格を手にするのです。

カウンセラーや臨床心理士のように
壊れた(壊れかけた)心を治すのではなく
心と心の対話を通じて、心を癒す。
それがメンタルケアスペシャリストです。

私は、これからも
LivelyTalkをはじめ、
たくさんの人と出会う事のできる
このネット社会の利点を有意義に使って
ひとりでも多くの人が笑顔でいられるように
今日も、誰かの心に火を灯し続けています。

私がホストを務めているLivelyTalkのサイトはこちら。



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