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#創作

ball joint dollの誕生

ball joint dollの誕生

10代の多感な時期から人形とは隣り合わせで歩いてきた。
ここで言う人形に実体はない。
けれど、ふとした時に隣を見ると「居る」のだった。
捉えようによってはただの怪談話だが、その感覚を持ってここまできてしまった。

人形は蔑むことも慈しむこともせず私の何かを映していた。
「黙って全てを受け入れてくれる」というのは自分都合の解釈にすぎないが、それでも隣に人形が居ることを確認すると私は安堵した。

言葉

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