見出し画像

大人の都合という壁を乗り越える方法

こんばんは。

散らかった部屋をみて、「あぁ、またこんなに散らかして...」と思うか、「わぁ、今日も元気に遊んでくれて良かったー」と思うか。できることなら、後者の思考ができる余裕を持ちたい。

と、願うばかりで現実は厳しい。毎日全力で「おかたづけの歌」を独唱しながら、次から次へとオモチャをひっくり返すブルドーザーと化した娘の後ろを追いかけています。みなさん、ご機嫌いかがですか。

さて、「延長保育」という、ワーママには、大変ありがたい制度があります。でも、ありがたいのは仕事を持つ親の方であって、子供にとっては親を待つ時間が延びるだけなのかなと、切なく思うことも多々。

娘が通う保育園では、2種類(スポットと定期)の延長保育制度があり、月ごとの利用が一定回数までならスポット、それ以上なら定期の方が延長料金が割安。料金の問題よりも、残業しない!と自分を戒めてスポットを選択しているのだけど、そうもいかない日が続き、コロナ自粛を解除して以降は毎月ギリギリの綱渡り。ついに、保育園から「定期延長保育にされてはどうですか?」と提案されました。「定期なら夜の補食も付く」と。

でも、定期に切り替えれば、またひとつ大人の都合を加えることになる気がして、返事は保留に。

たしかに、遅いお迎えになった日は、お腹すいた!と言わんばかりに「パンやさん、いく」と歩き出し、目当てのパンを手に入れたら、自宅までの5分を我慢できずに「おそとでたべる」ボタンを連打。そして、座り込み攻撃との合わせ技。一本!!(親の負け)

今日も歩きながら美味しそうにパンをほおばる娘を眺め、親の意地でスポットを貫いて、寂しいとヒモジイ(お腹すいた)の両方をさせるくらいなら、せめてお腹は満たしてあげたいなとの思いに至りました。

きっと、子育ての大半は「大人の都合」で出来ている。そこに、ときどき顔を出す「子供の都合」と、向き合うことを忘れなければいい。大人の都合という壁を乗り越えるきっかけは、いつも子供が教えてくれる。お互いにその壁を乗り越えるたび、絆が深まるのだ。なんて、自分に言い聞かせています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?