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「人のは取っちゃダメでしょ!」という娘に思うこと

こんにちは。

最近、「乾燥」という言葉を覚えた娘。カサカサのわたしの手を取り「これは、カンソーだね、カンソー!」と教えてくれます。神様、どうぞわたしに潤いをください。

さて、食いしん坊を絵にかいたような娘。このnoteにも何度かそのことを書かせてもらったけれど、本当によく食べる。「うちの子、ほんと食べなくて」と心配されるママさんもいらっしゃる中、食べ過ぎて困るなんて贅沢な悩みかもしれないけれど、それはそれで、どう扱っていいか分からないのが正直なところ。

食事のとき、一緒に「いただきます」と言って食べ始めると、娘は自分のものを食べきらないうちから、「何食べてるの?」と大人のお皿をうかがうのが王道パターン。同じものを食べているのに、大人のお皿に乗っているものが美味しそうに見えるのか。

「大きいのがいい」といって、わたしのを横取り。「そっか、大きいのが食べたかったんだね。今度は、最初からもっと大きいのにしようね」なんて諭してみるのだけど、わたしの皿からの横取りに足りず、次は夫の皿に手を伸ばし、「ちょーだいな」と催促している。

そこで、こちらが「ちょっとくださいな」とお願いしても、ニコニコしながら「やーだよ」と言われてしまう。こういうときこそニコニコ笑顔、交渉上手な娘。わたしと夫のお皿も自分のものにして、満足そうに食事を終える。家族間なら許せるけれど、保育園の食事でお友達のお皿を横取りしていたらどうしようかと心配になる。けれど、園から指摘されたことは一度もない。ものの分別がどこまでついているか、分からないから、これまた扱いに困る。

そんな風に思っていたある日、3人で分けようねと言ってお菓子をお皿に取り分けたところ、いつも横取りされている夫が、「ちょっとちょーだい」と言って、娘のお皿からひとつ取って口に入れた。すると『人のは取っちゃダメでしょ!』と、厳しいお小言。

夫は「どの口が言うてんねん!」と正しくツッコんでいたけれど、そのやり取りをみて、なるほど、『人のは取っちゃダメ』と理解しているのだと気づく。

そういえば、以前にも、わたしに対してパシっと手を出すことがあり、保育園の面談で先生に相談したところ、「園でも大人に対しては甘えがあるから手を出すことはあるけれど、痛いと話せば分かってくれる。お友だちに手を出していることはないから心配ない」と言ってくださった。

親だけでは教えきれないことも、集団生活の中で学び、少しずつ社会性を身につけて、理解を深めていっているとは、2歳もあなどれない。つい、まだ分かっていないだろうからと、大人の都合でその場をしのいでしまうこともあるけれど、そのうち見透かされるはず。うかうかしていられないなと思います。


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