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仕事人間が保活したらどうなるか

こんにちは。

もう、急な寒さに体がついていかずに、まんまと風邪をひきました。馬鹿は風邪ひなかいなんて、ウソ。むしろ、馬鹿だから風邪ひく。だって、コート着て出掛けたのに、着て帰るの忘れて風邪ひいたんですもの。

さて、気をとりなおして、保活の思い出をしたためておきます。勝手にシリーズ化している『仕事人間』として。

保活。何でもかんでも活動しちゃう日本人って、どーなんだと疑問に思いながらも、乗り遅れまいと活動しちゃったうちの一人。ついでに、かの有名な「日本しね」を経験したうちの一人でもある。

産む前から役所へ通い、情報を集めて分析し、保活プロジェクトの全体計画を策定する。次に、リストアップした保育園ごとに、判断軸となる情報を整理する。自宅と勤務先からの経路、送迎手段と時間、園庭の有無、給食の有無、予約を入れる際の電話対応の印象など。

目指すは、憧れの『認可保育園』からの内定を勝ち取ること。見学スケジュールは余裕をもって組み、かつ、事前調査した結果の第一印象から優先度が低い保育園を見繕って、見学の練習先としてスケジュールの序盤に置く。見学に慣れたところで、本命に狙いを定めていく戦略。

認可に落ちることを想定し、認可外保育園の調査も継続。多少のコストには目をつむり、インターナショナル保育園も視野に入れておく。初年度の一般的な共働き家庭では、ほぼ横並びの指数(いわゆる保活ポイント)しか期待できないため、認可よりも認可外へ一時的に預けることを戦術のひとつに加える。

そして、決戦のとき。申し込み開始と同時に役所へ駆け込み、窓口の塩対応をもろともせずに、無駄だと言われようとも、嘆願書をたずさえて最大限に入園への熱意をアピール。帰りには、近くの神社へ立ち寄って、神頼みも抜かりなく。

「やれることはすべてやった」と自分に言い聞かせ、迎えた結果発表の日。届いた封筒から顔を出した通知には、『保留』の文字。「はいはい、日本しねってやつね、想定の範囲内ですよ」と、「はじめから期待してないし、もともと認可外が本命だし」と、焦らないフリを決め込む。

待つこと数日、もうダメかと諦めたときに認可外から『内定』を告げる電話。その瞬間、思ったこと、、、


「あ、仕事に戻らなアカンのか」


そう、仕事人間は、保活も全力。でも、我が子の可愛さに翻弄されて、自覚症状がないまま“預けたくない病”が進行しています。あんなにも仕事復帰を目指して保活していた自分を疑うほどに。そして、往生際の悪さをわかっていながら、すぐに会社へ連絡する気になれず、何日か寝かせてから「保育園決まったので復帰します」という言葉を、なんとか喉の奥から絞り出す結末に至るのです。

ただ、その病は、入園して3日目くらいで完治しますので、ご心配なく(ただし、個人差はあると思われます)。


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