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私と人生とファッションと。

※自分の過去に関しても結構書いているので有料としました。

自問自答ファッション講座から一年が過ぎていた。

あっという間だった。
この一年で私の制服は粗方定まったものの、実は未だ『これしか着たくない!』というものには巡り会えていない。
しかしそこは強欲な私。
『これしか着たくない』ではないけれど、『これもあれも着まくりたい!!』と思える服が揃ってきた。事実、そうしている。

私はもともとミニマリズム推奨派だ。それは部屋が極狭で、限られた物しか持っていないにも関わらずスペースが圧迫されているように見える為、可能な限り持ち物を厳選していたいから。

2LDK、築40年近い小さなマンション。

ここで、私は9歳の時から家族と暮らしている。

私の今の部屋は4畳半の狭い部屋。プライバシーを守ってくれるのは襖だけ。休日もだれかしらが家にいて、完全に一人にはなれない。

いずれはこの部屋から飛び出し、一人きりになって、自分の思うままに生きていきたい。

ずっと私は子供の頃からそんな風に思っていて、しかしそれは叶わなかった。

この狭い部屋に、あまりにも色々な記憶がこびりついていて、それは時として私を苛んできた。

忌まわしい記憶が、私の纏う洋服にもいくらかの影響を及ぼしてきたことは否定できない。

自問自答ファッション講座から一年、今なお住み続けるこの部屋から、これまでの人生と装うことへの想いを綴っていこうと思う。

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