見出し画像

MCのいちばんの味方

 フロアの仕事はサブと呼ばれる副調整室のオペレートディレクターの気持ちをフロアにいるMC(アナウンサー)へ伝える仕事。またMCからサブへの伝達、そしてスタジオを取り仕切る仕事。

もちろんそこにはオペレートディレクター、ニュースの内容に関してはデスクとの意向とMCの意向とに差が生じる事がある。
人間だから、違いはあって当然。それは番組前までにしっかりと擦り合わせておくことは大事なこと。

出来たオペレートディレクターであれば演出上余りズレることは先ずない。でも、作る側と伝える側で番組としての意向がズレていたらなんにもならない。

例えば、急に差し込む原稿が発生する場合がある。訂正であったり、速報であったり。ここも出来たオペレートディレクターの場合はMCが無理をするようなことは、先ず言わないし、させない。でも立て込んでバタバタと余裕の無いようなことになった場合に、「ここで入れて!!」となることがある。でも、フロアを仕切っているものとして、どうしても差し込む原稿がMCの現行の体制的に間に合わないと判断したら、MCがそれを入れる体制を整えて伝えるだけの余裕が無いのに、無理やりここで入れて欲しい!といわれることがあっても、無理やり突っ込むことは私はしない。

MCはテレビに出る人。そのいちばんいい状態で映して上げたいと思うのが本当のフロアだろうと思う。
 髪型やネックレス、ネクタイなどの歪みなども含めて、フロアは本当の意味でMCのいちばんの味方であり、守ってあげなければならない。その信頼関係を構築して初めていい仕事が出来ると思っている。

だからフロアはMCのいちばんの味方でいること。それは本当の意味で。そしてとても大切なこと。

人が作り上げている仕事だからその想いは大切にしたい。そしてそれはTVの向こう側に必ず伝わることを忘れないで欲しい。
ありがとう❤️
2023.12.27

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?