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コミュニケーションが上手な人の英語の話し方

私は以前、英会話が出来る人、出来ない人という記事の中で、英会話で大切だと思う3つの事を紹介しました。その中の1つがコミュニケーション力です。

この記事では、私が感じるコミュニケーションが上手な人の英語の話し方をお伝えします。


相手に意識を向ける

藤原和博

初めに「教育界のさだまさし」こと、藤原和博さんの言葉を紹介します。

コミュニケーションの語源は「communis」というラテン語ですが、「伝達」という意味ではなく、「共有の」という意味なんです。つまり、相手の話が聴けること、質問できること、自分と相手の共通点を見つけられることが大事なんですね。自分の考えや意思を一方的に伝えるだけでは、独り言の応酬になってしまって、相手と交流していることにはなりませんから。

また、藤原和博さんはこのようにも仰っています。

一番理想的なプレゼンテーションとは、自分の頭の中のものを言うことではなく、相手の中にある要素を使ってそれを編集してあげること。

物事の認識は人によって様々です。「自分のイメージをそのまま言葉にしても伝わらない事があるので、相手が認識出来ていない部分を理解し、それを言葉にして伝えるべき」という事です。

このように、コミュニケーションで大切な事は、相手と話を共有する事相手の中にイメージを膨らませていく事です。そして、これらが出来るようになる為には「相手に意識を向ける事」が最も大切だと思います。


自分のペースで話してしまう人

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反対に相手に意識を向けられずに、自分のペースで話してしまう人は、コミュニケーションが上手だとは言えないでしょう。

英語が第一言語でない人たちにとっては、英語においてのコミュニケーションはより難しくなります。その原因は多種多様で、声が小さい、英語のレベルが高過ぎる、文法がめちゃくちゃ、発音の訛りが強い、などがあります。

これらに対しては、様々な反論を耳にした事があります。声が小さいのではなく相手の耳が良くない、英語は出来ない方が頑張って合わせるべき、文法がめちゃくちゃだったり発音の訛りが強いのはネイティブスピーカーでないから仕方ない、などです。


小さな子供と話す時

子供と話す

皆さんが日本語で小さな子供と話す時、大人と話す時とは違う話し方をすると思います。その理由は、小さな子供は大人と比較して、ゆっくりと簡単な言葉で限られた話題しか理解出来ないからです。そんな子供たちと話す時は、意思疎通をする為に話し方を変えます

しかし、相手が大人になったり第二言語になったりすると、これが出来なくなる人が途端に増えます。もちろん、相手を配慮するだけの余裕を持って第二言語を話す事は容易ではないですが、この事を意識すらしていない人が多くいると感じます。


英語はツール

ツール

私は「英語はツール」だという考えに賛成です。ここでのツールとは「コミュニケーションツール」の事です。そして、コミュニケーションの為には、きちんと話の共有や理解が出来るような英語を話す事が大切だと思っています。

私は相手にとって声が小さいなら、より大きな声で話します。英語が難しいなら、より簡単な英語で話します。文法や発音がわかりづらいなら、伝わるように工夫をして英語を話します。私は相手に伝わりやすい英語を話す事が一番大切だと思っています。



端的に伝えられる

ひらめき

また、コミュニケーションが上手な人は、言葉を端的に伝えられます。この事は日本語でも大切ですが、第二言語ではより大切になります。なぜなら、第二言語では自分自身や相手の言語力に限りがある事が多いからです。

言語力が限られていると、良い表現が見つからない事がしばしばあります。そうすると、それを説明する為に話が長くなってしまいがちです。しかし、話は長くなればなるほど、言いたい事がわかりづらくなります。コミュニケーションが上手な人は、重要な部分を端的に伝える事が出来ます


上手な言葉選び

俳句

話を短くすると情報量が減ります。端的に話す際は、それでもきちんと伝わるような上手な言葉選びが必要になります。

俳句や短歌は限られた文字数の中で、いかに伝えたい事を上手く表現出来るかが重要です。数学の数式も、見た目はとても短くても、そこには沢山の意味が含まれています。英語を話す時も、上手な言葉選びをするほど、端的に話す事が出来るようになります


パスカルの名言

フレーズ パスカル

哲学者や数学者などとして、多くの功績を残したフランスの偉人「ブレーズ・パスカル」は様々な名言を残しています。その中でも一番有名なのが、彼が友人に手紙を宛てた際に、それを締めくくった次の言葉です。

もっと時間があれば、もっと短い手紙を書けたのですが

「本来であれば、長い文章を短く分かりやすくする必要があるが、その時間がないので長い文章になってしまった」という意味です。


まとめ

この記事では、「コミュニケーションが上手な人の英語の話し方」をテーマにしました。その為に大切な事は相手に意識を向け、上手な言葉選びが出来る事です。

それらは簡単ではなく、労力を使う事でもあります。しかし、私はこれらが上手な人と話す時は、とても気持ちよく話す事が出来ます。私も誰かと話す時は、相手にそう感じてもらいたいと思ってます。

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