愛するということ - 感想・引用
今回の記事は、「愛」というテーマに正面から挑んだフロムによる古典です。
この記事では、本の要約をするのではなく、輪読会を行うにあたり、私が読んだ感想や本からの学び、一部引用を紹介するものです。輪読会用のメモなので、一般的な記事のようにきちんと整理されているわけではないのでご了承ください。
感想
愛は信念と勇気を必要とする技術である。
結局は自分次第。
愛とは実存に対する人間の答え。
この考え方が一番しっくりきたまとめだった。
自分の人生をどうしていくかというのは自分次第。生き方の本なのだなと。
キリスト教、聖書に基づいた考え方が強い。
ひいては西洋社会的考え方。
神への愛のところの東洋思想と西洋思想の違いが面白かった。
東洋思想は一体化すること。行為をすること。
行為が大事。
異性との恋愛における失恋についても書いて欲しかった
Kazukiさんと話していた、人間の根源的な欲求にも通じる面白い話だった。
愛とは人類愛、全体に対する愛であるが、異性との恋愛は1対1の愛である。
この本によると、誰を愛するかは問題ではない。
私たち全員が絶対者の一部であるから。
一方で、個人的な要素が重要になってくる。
ここの部分が難しいと思う。
根源的欲求
“自分以外の人間と融合したいというこの欲望こそが、人間のもっとも強い欲望である”
これは孤立から来る不安の対照である。
これを満たすために、様々な事がある。
刺激
習慣
同一化
創造
与えること
これらのパターンは全てあるが、全て本質的な孤立解決方法ではない。
孤立から解消されるためには成熟した愛を持つ必要があり、それは成熟した技術である。
そのためにはナルシズムではなく、自分の生き方を愛し、人類を愛さなければならない。
引用
恋愛の商品化
異性に対する恋愛
人間に対する愛
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