システム思考で「木を見て森を見ず」を防ぐ
木を見て森を見ず。
目の前の物だけを見て、全体を見落とすことの例えです。
ものごとの一部だけに気を取られていると、本質を見落としてしまうことがあります。
「木を見て森を見ず」を防ぐうえでシステム思考は効果的です。
システム思考
システム思考とは「ものごとをシステムとしてとらえて多面的に考える」思考法です。
「木」をシステムとして、その上位と下位も見ます。
上位システム:森
システム:木
下位システム:枝、葉
「システムと上位システム」を見る(木を見て森も見る)ことで、全体がわかります。
さらに「システムと下位システム」を見る(木を見て枝葉も見る)ことで、木のことがもっとわかります。
時間・空間図
システム思考では「システムの時間・空間図」をつくります。
図の縦軸は空間軸です。
システムを中央にして
上の欄:上位システム内の他のシステム
中央の欄:システムにするもの
下の欄:下位システム(構成要素)
を記入します。
横軸は時間軸です。
現在を中央にして
左の欄:過去
中央の欄:現在
右の欄:未来
となります。
「木を見て森も見る」方法
システム思考で
木→システム
森→上位システム
に設定して「時間・空間図」をつくります。
そして「空間軸」を上位や下位に広げます。
さらに「時間軸」を過去や未来に広げます。
すると、木の「さまざまな面」が見えてきます。
システム思考で、多面的に見る方法です。
シリーズ記事
前回の記事
次回の記事
関連記事
関連書籍
※Kindle Unlimited 会員の方は、追加料金なし(¥0)で読み放題です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?