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システムの発展パターン6【システム内の不均一な発展】
システムの発展パターンの1~5をシリーズ記事で説明してきました。(参考文献1、2,3)
細分化
可動性の向上
制御の向上
人手作業の置き換え
ミクロレベルへの移行
システム内の不均一な発展
今回は、最後のパターン6を説明します。
発展パターン6:システム内の不均一な発展
「システム内の不均一な発展」は、次のようになります。(参考文献4、5)
構成要素の発展の速度は均一ではない
![](https://assets.st-note.com/img/1646810004118-RjNIN9Ge6j.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1646813051140-t37u7iC8UM.png?width=800)
システムの発展において、システムの構成要素が、すべて同じ速度で発展するわけではありません。
つまり、構成要素の発展の速度は均一ではないということです。
次の図は、構成要素Aと構成要素Cだけが発展することで、システムが発展するようすを表しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1646813084557-eFIZgEWFqx.png?width=800)
また、システム全体の理想性は向上しても、ある構成要素の単独の理想性は向上しないことがあります。
さらには、システム全体の理想性を向上させるために、ある構成要素の理想性が低下する場合もあります。
次の図は、構成要素Bが、そのような状況であることを表しています。
![](https://assets.st-note.com/img/1646813113407-UMEtbcZHfw.png?width=800)
システムの発展を考えるうえで、「システム内の不均一な発展」を認識しておくことは大切です。
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参考文献
日経メカニカル編集『超発明術TRIZ シリーズ3 テクニック編「図解 40の発明原理」』の「第2章 TRIZ入門」の「5.技術システムの進化」
Darrell Mann『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の「第13章 問題解決ツール-技術進化のトレンド」
Yuri Salamatov『超発明術TRIZ シリーズ5 思想編「創造的問題解決の極意』の「9.予期しないことの予測:システムの進化」
Darrell Mann『TRIZ 実践と効用 (1) 体系的技術革新』の「13.5逆転して見えるトレンド」
日経メカニカル編集『超発明術TRIZ シリーズ3 テクニック編「図解 40の発明原理」』の「第2章 TRIZ入門」「5.技術システムの進化」
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