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ダイエット手法の99%は嘘である!パーソナルトレーナーが教える騙されないための2つの知識
こんにちは、パーソナルトレーナーのけーすけです。
突然ですが、ダイエットを始めようと思ったときに、皆さんは何から始めますか?
朝ごはんを抜くとか、昼ごはんをプロテインだけにするとか、夜に少しジョギングするとか...なのではないかなと思います。
ただ、実は残念ながらこれらの方法はほとんどが間違いです。
少し考えてほしいんですが、みなさんダイエットについて勉強したことありますか?今まで学校や職場で成功するために書籍を買ったり、先輩に話を聞いたりして勉強したことはあると思います。
でも、ダイエットについてちゃんと勉強したことありますか?
おそらくほとんどの人がないでしょう。「ランニングしていたら痩せるでしょー」とかテレビや雑誌で得た知識のみで「ダイエットってこういうものだよね」と考えているにすぎないのではないかと思います。
僕はこれはおかしな状況だと思っています。みんな「痩せたい!!!!!」と強く願っており大きな努力をしているのに勉強だけはしない。
正しい努力をすれば痩せるのに間違ったダイエット方法を実践して痩せられないという人が多い。
非常に残念です。
なので今回はこの記事において最低限これだけは知っておいてほしい知識を2つお伝えします。
たった2つです。この2つだけ理解していれば基本的に怪しいダイエット方法に騙されることはないです。
1. 「運動すれば痩せる」は嘘!ダイエットでは食事が最も重要
2. 運動は無駄ではない!長期的な視点でダイエットを考える
「運動すれば痩せる」は嘘!ダイエットでは食事が最も重要
ダイエットを運動のみで達成しようとするのは正直言ってしまうと無謀です。
アメリカにはこういう格言があります。
> You can't out train a bad diet
「運動しても悪い食事には勝てない」という意味です。
つまりどれだけハードに運動していても酷い食事をしていれば痩せられないということです。
分かりやすい事例を紹介しましょう。
もしあなたが痩せようとして10km走ったとしましょう。どれくらいカロリーを燃焼させて脂肪を消費すると思いますか?
5km走るのって大変ですよね。すごく痩せそうなイメージですね。ただ、現実は厳しいです。
5km走ると約300kcal消費することができます。それがどの程度の消費量なのかわかりやすく説明しましょう。
1kgの脂肪を燃焼させるには7200kcalが必要です。300kcal / 7200kcal なので、300kcal消費すると 1/24kg(約40g)の脂肪を燃焼することができます。
つまり、24日毎日5km走ってようやく1kg痩せられるということです。
あくまで簡略化した話です。現実はさらに厳しく有酸素運動後には空腹感を感じ摂取カロリーが増える場合が多いです。走ったあとにおにぎりを2個食べれば360kcalです。
逆に運動ではなくて食事制限をしたとしましょう。
食事制限する際は、一日の消費カロリーの8割に抑えることが一般的に推奨されています。
仮に一日の消費カロリーが2500kcalの人がいた場合、2000kcalまでに制限するということです。
つまり、毎日500kcal分痩せられるということです。
これは毎日7km以上走るに相当する消費カロリーです。ここまで説明すれば分かるでしょう。
そうなのです。摂取カロリーを減らすと格段に痩せやすいのです。
食事を我慢するほうが痩せやすいのです。
500kcalなんて夜は炭水化物抜きにして3食をヘルシーな食事に変更するくらいで減らせます。「運動すれば痩せる」と思っている人が多いですが、それは間違っています。
あえて厳しいことを言いますが、食事制限をしたくない理由として「運動すればいいんでしょ」と思いたいだけだと思います。美味しい食事を諦めるのは辛いですよね。
でも現実的に痩せるには努力が必要で、その努力は運動よりも食事に向けたほうが効率がよいです。
※あくまで簡易化した話です。厳密にはカロリーは高いけど痩せにくい食べ物もあります。人体は複雑なので一概に「すべてこうだ!」と言うことは出来ません。ただ、基本的な考えは上の通りです。
運動は無駄ではない!長期的な視点でダイエットを考える
ここまで読まれた方は「じゃあ、運動せずに食事制限だけやっていればいい」と思ったかもしれないが、これは半分間違いです。
ダイエットの本当のゴールは、トレーニングによって「何もしなくても痩せる身体」を作ることだからです。
なんだそれ?って感じですよね。詳しく説明していきます。
まず前章でお伝えしたとおり、短期的に見れば食事制限だけを行うことで痩せます。ただ、長期的に見れば、食事制限だけのダイエットは上手くいかないのです。なぜならリバウンドしてしまうから。
食事制限は摂取カロリーを減らすので確実に痩せますが、食事をもとに戻せば当然にして体型はもとに戻ります。
頑張ってダイエットしても無駄に終わってしまいます。そうなると常にダイエット中の食事制限を行う必要がありますが、それには大変な苦労と精神的な苦痛を伴うでしょう。
ではどうするべきか?
答えは「痩せやすい状態」を作り上げるということです。
痩せやすい状態というのは、筋肉がたくさんついている状態のことです。多くの方は知らないと思いますが、筋肉というのは大きくエネルギーを消費する存在です。
諸説ありますが、筋肉が1kg増えることによって一日の消費カロリーが50kcal増えると言われています。この消費カロリーは何もしなくても消費される基礎代謝というものです。
つまり、筋肉が6kg増えれば300kcal減ることになり、これは前章で伝えたとおり5kmのランニングによって消費することができるカロリーに匹敵します。
すごい効果ですね。夢のようですね。
何もしていないのに5km走ったくらいのカロリーが勝手に消費されるんですから。
ちなみに筋トレ初心者が筋肉量を6kg増やすには男性なら7-12ヶ月くらいかかります。
ここまで説明すれば分かってもらえたでしょう。
ダイエットにおいていかにトレーニングが重要かということを。
筋トレなんてしても無駄と思っていたかもしれませんが、痩せたい人ほど筋トレなのです。
逆に言うと無理な食事制限を行うことによって筋肉量を減らすダイエットは完全にNGです。
バナナダイエットやプロテインダイエットなどの置き換えダイエットは摂取カロリー量を大きく減らして一時的なダイエット効果をもたらします。
ただそれは脂肪と同時に筋肉も落とすことによって、長期的なダイエットの効果を失っています。
なのでこのようなダイエットを行うとリバウンドしてしまうのです。痩せますが、太りやすい身体を作ってしまっているのです。
ここまで読んでくれた方は「よし!運動しよう」と思ってくれたでしょう。ただ、もしその想像している運動が有酸素運動なら気をつけてください。
誤解しないでほしいのが、意外なことにマラソンなどの有酸素運動は筋肉量を減らしてしまいます。マラソン選手の身体を想像してください。
めっちゃ痩せていますよね。他のスポーツ選手と違いかなり痩せています。あれは長距離を走れるように無駄なエネルギーを使う筋肉を削ぎ落としているからです。走ってばかりいるとエネルギー効率をよくするために無駄なエネルギーを使う筋肉がなくなってしまいます。
ダイエットといえばランニングやジョギングをイメージしますが、実はそれは大きな間違いだということです。ダイエットの王道は筋トレなのです。
【まとめ】正しい食事とトレーニングでダイエットは始めて成功する
ここまで食事とトレーニングに関する基本的な情報を提供してきました。皆さんはこれでダイエットの基本を学ぶことができました。
これで詐欺まがいのダイエット手法に騙されることはなくなりましたね。
さらにもう一つ重要なアドバイスします。「食事とトレーニングの関係」を理解するということです。
僕たちの身体は食べたものから出来ています。筋肉を増やしたいならそれにふさわしい食事を取る必要があります。
筋トレの成果を出すには食事も変える必要があるということです。上では、食事とトレーニングを別々に説明してきましたが、すべてを食事が支えています。
ここでは詳しくは話しませんが、最新の研究では食事が僕たちの性格や能力に影響を与えているという研究結果すらあります。
最後までご覧頂きありがとうございました。
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