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小説公募・コンテストで最低限必要なこと


応募要項をよく読もう!

まずコレ。本当にこれで落とされる人がめちゃくちゃ多いと聞きます。

①文字数を守ろう!(あらすじ・本文)

本文、あらすじ共に「●万字以上、●万字以下」という指定が公募なら必ずあります(WEBコンテストの場合、そういった縛りがないのが今は多いですが…)。基本的に出版社サイトから応募したりするものは文字数制限があります。
【やりがちなミス】
→文字数の不足or超過
→そもそも、あらすじを書いていない

これはもう喧嘩を売りに行ってます。クローズZEROに憧れ持ちすぎです。
ストロング系可能性ZEROになるだけなので、頑張って文字数をわちゃわちゃして枠に収めてください。
あらすじ書いてって言われて書いてないのはもう、唯我独尊なので公募に出すより解脱した方が早いと思います。スジャータの乳粥差し入れします。


②あらすじを最後まで書こう!

※公募を前提に話します(WEBの場合これが適用されないことが多々)。
あらすじは、キッチリ最後までネタバレ込みで書きましょう。
「これで太郎は事件が解決したと思った。が、実は本当の黒幕がいて…!」
というような焦らした書き方はアウトです!!!!!
そんなテクニックは恋愛で発揮しましょう。三度目までの焦らしは許容範囲内です。

審査員の方々は物語を愉しむために読むわけではありません。
落とすために読みます。しかも膨大な作品数を!
だから、あらかじめ作品のストーリーラインを頭に入れて読まなければ、時間と疲労がどえらいことになります。
そんな中、あらすじのラストで「このあと、主人公を驚愕のラストが待ち受ける!」とか書いてあったら、私ならファッ!とします。
期待をあおるようなあらすじは本になった場合にやりましょう。
基本、文字数以内で全てネタばらしもやっちゃいましょう!


③募集ジャンルは守ろう!

これ(ジャンル指定)は、公募よりもWEBに多いと思います。
公募はレーベルカラーに沿っていれば、恋愛でもファンタジーでも大差ないかと。
WEBではあらかじめ編集部が「こんな作品を求めてます~」というのを出しているところが多いです。
そこで例えば、『令嬢溺愛や、もふもふもの』を求められているのに『BL』を出したとしましょう。はい、アウト!!!!

これをするのは募集要項をきっちり読んでない人か、
「作品さえよければ、編集部の人の目に留まって、内部経由でBL部署に繋いでもらえるかも!!」というあわよくばを狙う人だと思います。
結果、ほぼほぼナイです。
リアル編集部の方に聞きました。
「募集ジャンル明記してるのに、全然違うのくるとイラッとする」
との事です。ただ単に、心証を悪くするだけなのでやめましょう。
ジャンル違反だと分かった時点でまず読まれません。良かったですね、編集部の皆さんは優しいので、違反してもサツに突き出さずにいてくれます。自主的に顎でも突き出しといてください。


④完結必須かどうか見よう!

WEBの場合、連載中でも可が多いです。
ただ、公募の場合は完結必須です。
完結したものを出しましょう。そしてその場合要項に大抵「本文の最後には【了】と記してください」と明記してあります。
多分これがなかったくらいで落とされることは、まあ無いと思いますが、ないと「応募要項ちゃんと読んでないんだな」とは思われます。
完結させたら【了】でも【完】でもいいんで付けときましょう。
コンビニでおしぼり貰う感覚です。付けてくれるんなら付けときましょう。役には立ちます。


⑤記載必須要項は全て書こう!

公募の中には、表紙に「タイトル、ペンネーム、本名、住所、電話番号、生年月日」を書いてくれというものもあります。
指定されたものは全てもれなく書きましょう。
本名がばれるとCIAにエイッ!されるって人は、書く書かない以前に、バミューダトライアングルらへんまで逃げて姿をくらませてください。

あとは、タイトル、あらすじ、本文をワンファイルで出す場合、
「最初にあらすじと明記の上、●字位内であらすじを書いて、次のページから本文を始めてください」という指定があったりまします。
見出しの形はなんでも良いですが「【あらすじ】~~~」と、これはあらすじですよ~と分かるように見出しを付けましょう。
でないと、あらすじを書き忘れて本文スタートしているように見えます。(コイツ、募集要項読んでn……)

締め切りを守ろう!

もう、これ。
たとえ太宰の再来レベルの作品でも、締め切り過ぎてたらシステムで弾かれます。
基本的に締め切り日の「23:59」まで可が多いですけど、
時に不意打ちで「12:00」や「17:59」とかいう「オッラァァァ!募集要項読んでない奴は応募すらさせねぇぇぇぇゾヤァァァァ!!!」という殺意の高い時間設定の公募があります。お気を付けください。

しかも、「ギリギリまで見返してたいし、ラスト1分で出せば問題ないっしょ☆」とか思って余裕ぶっこいていると、ケツ毛ぶっこぬかれます。
あなたが考えていることは他の人も考えています。
つまり、そこいらへんの滑り込み時間帯はアクセス集中時間帯です。
「エラーが発生しました。やり直してください」という、一年を棒にフルスイングする文字を見たくないのなら、前もって出しましょう。
大丈夫、どれだけ見返してミスはあるものです。腹くくれ。


余談

ミスでも、これやっちゃアカンわ~というのがあります。
とある公募の審査員の方がコメントしてました。
「キャラクター名を間違えていると、一気に世界から覚めちゃう」
だそうです。
審査員の方には、百年の恋をいつまでもさせておきましょう。覚めた後の反動はえげつないです。夢の世界へ誘っておきましょう。ハハッ☆🐁
一次は残っても、熾烈争いの最終では大きなマイナスなので、
最悪、誤字脱字は仕方ないにしても、キャラクター名は間違わないようにしましょう。


と、ここまで書いたのは基本的にラノベ・キャラ文系の公募においてです。
純文学系は知りません。
そちらはどなたかにお任せします。

私はWEB小説より先に公募から始めた者で、全く右も左も不明瞭、なんならラノベとは何ぞやという未開拓原始人でした。
募集要項をいくら読んでも読んでも分からんものは分からんのですよ。不安なものは不安なんですよ。見本画像を見せて!文字で要項を書かずに見本画像を!!!とどれだけ思ったことでしょう。
表紙いるの!?いらないの!?ど~~~~っちDIE!!!!!って感じでネットの海を何日も彷徨った覚えがあります。

これを読んでも実際に自分でやってみないと分からないことばかりでしょうけど、少しでも誰かのミスが減るのなら幸いです。

そんで、よければ創作大賞2023に出している作品
第五列島「ステルス・ドッグ」を応援してください。
三編あわせて百合堪能したあと♥をズグシャ!としていただくだけで
ほら簡単。お願いします(土下寝)


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