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人それぞれの悩み

ある人から言われました。
「私は、テスト上手くいかなかったらどうしようと悩んでいた」
「あなたは勉強できるから、そういうことでは悩まなかったんだね」

自分が悩んでいることでも、他人は悩んでいないことは、沢山あるなと思います。
また、昔は悩んでいたが、今は問題でない、ということも多いです。

ただ、すべて解決できたかと問われると、また別のことで悩んでいると知らされます。

家康は
「重荷を背負うて遠き道を行くが如し」
"人の一生は、重い荷を背負って遠い道を行くようなものである"
と言いました。

ちょうど、右の肩から左の肩に、荷物を持ちかえるように
苦しみ悩みは色を変え形を変え、絶えずやってくるものだと感じます。

振り返ってみると、生まれてから今まで、重荷をおろせたことはあったでしょうか。
人間は、苦しみ悩みの一生を、過ごさねばならないのでしょうか。

家康は続いて、「急ぐべからず」と述べ、忍耐と努力を重ねて歩むことを、勧めています。

確かに大事なことだと感じます。
忍耐なければ、一時の感情で人生を棒に振り、努力なければ、成功はありません。

しかし、重荷はおろせないと言われると
どうやって歩く力を沸かせたら良いのか、難しいなと思います。

何のために、忍耐し努力するのか。
生きる目的を知ってこそ、苦悩に屈せず力強く、歩んでいけるのではないでしょうか。

毎日忙しく、行き先を考える時間はなかなかありませんが
少し立ち止まって、目的を見つめ直したいと思います。

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