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【介護】認知症の病院選びと公的サービスの利用について

こんにちは!
keiです!

前回はお義父さんや、夫のお義姉さん、その旦那さんについて書きました。

今回は認知症の病院と利用させていただいた公的サービスについて書きたいと思います。

認知症の病院

ずっとお世話になっている近所のかかりつけ医に相談

お義父さんと、夫、私で、近所にあるいつも病気の時にお世話になっている先生のところへ相談しにいきました。
確か予防接種か何かの時に、実は気になってることがあってという感じで相談したかと思います。
(お義父さんの目の前なのであまりはっきりとは話せませんでした。。。)
先生にN病院を紹介していただき、紹介状を持って検査を受けに行きました。

N病院の結果

私と夫は「絶対認知症だ」と思っていたのですが、結果は「要観察」でした。
先生の話によると、「まだ認知症ではない。また1年後に来て下さい。」とのこと。
先生は話もあまり聞いて下さらなくて、納得できない結果でした。
かかりつけ医の先生に再度相談しに行き、今度はT病院を紹介していただきました。

T病院の結果

T病院でも検査をしていただき、先生との診察で普段の様子なども細かくお話しすることができました。
こちらでは「アルツハイマー型認知症」との診察結果がでました。
先生も話しやすく、私たち夫婦に寄り添ってくださる方で安心しました。
この時から現在もこちらの病院でお世話になっています。

病院も人と同じで相性がありますよね。
一軒目で認知症ではないと判断され、数値だけ見たらそうかもしれない。
でも、実際に私たちはお義父さんが今までとは明らかに違う状況になっていること、短期記憶がないことを身をもって実感していました。
なので、N病院の結果で納得せずに、次を探し、T病院と出会えて良かったと思います。

地域包括センターとの出会い

20代新婚夫婦2人で頑張る介護、身内は助けてくれない、、
途方に暮れていました。
調べると住んでいる地域包括センターに相談できることを知りました。
公的サービスについて何にも分からない状態で問い合わせていいのかな?とも思いましたが勇気を出して電話してみました。
そして、地域包括センターで直接相談員の方とお話しすることになりました。

相談員の方との面談

もう、8年前(2023年時点)のことですがこの日のことは今でも忘れない、、、

まず若い私が現れたことに、相談員の方は驚かれていました。
そしてお義父さんのこと、普段困っていることなど、全部聞いてくださいました。

話してみて変わったこと、思ったこと

地域包括センターの方に話を聞いていただいただけで、すごく楽になった部分がありました。
今まで私の同世代の友人に話しても、みんな介護経験もなければ同居してる人もいない、経験したことのないことなので何と言っていいか分からないんですよね。
「大変だね。。。」
「よくやっているよ!」
と励ましや同情をしてくれても、モヤモヤはずっと残っていて、、、
こんな愚痴を聞かされる方も嫌だろうなと思っていました。

地域包括センターの方は優しく受け止めてくださって、
「keiさんたちは一生懸命介護されている。お義父さんのケアももちろん大切だけれど、keiさんたち介護する側も自分たちのこと、自分たちの時間を大切にしていいんですよ。keiさんたちの生活が成り立たなくなってしまっては本末転倒ですから!一緒に考えていきましょう!」
と言ってくださいました。
もう本当にありがたかったです。
相談して良かったとふっと肩の力が抜けました。
赤の他人の私のことを心配してくださり、支援してくださり、、、今でも感謝しております。

介護サービスについて

初めての介護サービスは?

どんなサービスをどれくらいの時間を使って利用すればよいのか全く分からなかった私たち。
まずケアマネージャーさんと面談し、区の介護認定を受けました。
初めての介護認定は「要介護1」でした。

お義父さんが利用していた当時のサービスは

  • 集団リハビリプログラム(ヨガや椅子に座りながら、など易しい運動)⇒週1回、送迎時間も含めて3時間程度

  • 配食サービス(朝・昼)

でした。

当初、あまり介護サービスを利用するのはお義父さんの自由時間を奪っているような気がして、私たちのワガママなんじゃないかと思っていました。
でも「お義父さんにとっても認知症の進行予防にもなるし、私たちにとっても介護から離れた時間が持てる、いいこと尽くし」とケアマネさんが言ってくださり、まずはほんの少しから始めてみました。

最初の問題

介護サービスを利用はじめた私たち。
でも早速うまくいきませんでした。

この頃お義父さんは足腰が元気で自由に自分の足で介助なしで歩けました。
そして会話も自然にできました。

集団リハビリプログラムは午後1時頃、お迎えが来てくれることになっていました。
しかし、お義父さんは忘れて外出してしまいます。
部屋や玄関に「○○○があるので出かけないでください」と張り紙をしても無駄。
私が仕事が休みで在宅している時はお義父さんが出かけないように常に気を張っていました。
それもストレスです。
そんなわけで集団リハビリプログラムはすぐに解約となりました。

朝ごはん、昼ご飯の配食サービスですが、こちらも長く続きませんでした。
私が不在の時に作り置きするのが大変、そして食べてもらえないことがほとんどだったので始めたのですが、配食サービスのお弁当がどうやら口に合わなかったようです。(もともと中華や脂っこいものが好きなので健康的なごはんは好まない人でした。。。)

ケアマネさんから仕事中電話がかかってきました。
「お義父さんが配達員さんに『来週から海外に出張するからもう今日で解約させてください。』と言っていたそうなんですが、本当の話ですか?。」
と。

もうびっくりです!!

よくそんな理由がつけられたな、と。笑

また別の日には、お義父さん自身が弟を演じて
「私は双子の弟なのですが、兄はもう配食必要ないのでもう持ってきてもらわなくて大丈夫です。」
と言っていたこともありました。

双子の弟なんていません。笑

よっぽどお弁当が嫌なんだなと思ったのでこちらも解約しました。

その後の利用してきた介護サービス

短時間のリハビリプログラムは合えなく撃沈。
次にケアマネさんが持ってきてくれた案は

デイサービス

でした。

こちらは初めは週2回から。
だんだんと増やして行き、一年後には週6回の利用をしていました。

大体朝9時頃お迎えに来てくださり、16〜17時くらいに帰宅でした。

嫌がるかな?と思っていたのですが、お話し好きなお義父さんは他のおばあちゃんや、施設のスタッフさんにも人気で楽しんでいるようでした。

嫌がらずに行っていただけたのは有り難かったです。
送り出すのが大変、という方も多いですものね。

デイサービスに加えて、半年後くらいからショートステイも利用を始めました。

初めは月に一泊。
だんだんと増やして行き、一年後くらいには1週間くらいお泊まりしていました。

現在

現在は区の特養施設に入っています。
私たち夫婦の第一子が生まれるのに合わせて、入居してもらいました。
ケアマネさんからのアドバイスでは、「特養は空きがなかなか出ないから、今は入る気がなくても早めに申し込みはしておいた方がいい」とのことで、確か2019年頃に申込みしたと思います。
これについてはまたの機会に詳細を書きたいと思います。

今日もお読みいただきありがとうございました!!



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