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気候変動との戦い④

NewsPicksの「大富豪 VS 気候変動」を読んで気候変動について投稿しています。今日はその第4回目ということで、気候変動と投資マネーについて書いていきます。気候変動メディアについても書きたかったのですが、明日書くことにします。現状は新型コロナウイルスがかなり深刻な状況ですが、気候変動という長期的なテーマについても忘れてはいけないでしょう。

さて、前回までは主に気候変動にテクノロジーで挑むという話を書いてきました。今日は、今まであまり触れてこなかったマネーについて書いていきます。僕もこの辺りの話は知らないことが多かったのでかなり勉強になりました。

世界の巨大ファンドの間では、気候変動に対する取り組みを重視する動きが強まっています。世界最大の運用会社であるブラックロックのラリー・フィンクCEOも「気候変動リスクは投資リスクである」と述べるなど、気候変動は今や企業にとって最優先課題の一つになってきていると言えるでしょう。投資撤退(ダイベストメント)の動きが世界の金融機関の間で広がり始め、日本でも、ダイベストメントまではいかなくても投資銘柄の選別が行われ始めています。

600兆円という投資マネーが今やダイベストメントを決定し、3000兆円という途方もない額のESG投資残高が大移動を始めています。また、パッシブ運用をする運用会社の間でも温室効果ガスの排出量が多い銘柄を除外する運用方法が確立されてきており、いよいよ気候変動に取り組まない企業が苦しい状況になりつつあると言えそうです。現在、新型ウイルスによる経済への影響は深刻で、リーマンショックと比較されることも多いです。一方で、気候変動によって今後もたらされる自然災害も金融システムにとっては脅威となり得ます。

記事では、今後企業の情報開示(ディスクロージャー)がカギになると言っています。ディスクロージャーがなければ、ファンドや金融機関が適切な投融資判断ができないというわけです。日本ではディスクロージャーの動きはまだ鈍いようですが、今後は確実に加速していくと見られています。このような動きを見越して、企業は先進的な取り組みと適切な情報開示をしていくことが求められます。

本当は気候変動メディアについても今日書きたかったのですが、明日に回すことにします。国や世界のルール作りやテクノロジーの発展、そして一人一人の取り組みなどももちろん大事ですが、巨大マネーの動きも気候変動の行方を大きく左右していくはずです。気候という「自然」の未来が人類のてに委ねられているとって問題ないと思います。解決方法は一つではあり得ないはずで、様々な変化とともに各分野の協調が不可欠です。まずは自分自身広い視野を持っていけたらと思いました。

今日はこの辺りで終わりにします。明日は気候メディアについて改めて描こうと思います。

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