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映画「神は見返りを求める」を観ました 感想1/2

私は、ネタバレされた作品を観ることにあまり抵抗感ない方なのですが、これは、終盤のストーリーを知らずに観られて良かった~と思いました。
YouTuberを扱った今日的な作品ということで話題ですが、古来からの普遍的な人の心を表現しています。今後YouTubeが下火になったとしても、作品として古びれることはまったくないと思う。
「悪口を伝達する人」…あーいるいる、っていうか、いたいた~って思い出したよ。思い出すと不快、そして自分に腹が立つ。なんでその場で怒らなかったのかと未だに地団太踏みます。悔しい~。映画と同様、その人自身に「自分が悪口を伝達する最低な人間」という自覚、なかったんだろうなあ。
諸々自分におきかえて、あるあるなこといっぱいのお話でした。
映画のようなあからさまではなくても、恩を仇で返されたと感じたことあります。そしてたぶん自分も、無意識に恩を仇で返してるに違いない。深い恨みを買っているだろうなと思うと、身がすくみます。
「親切するのに見返りを期待していたわけではないけど、成功したとたんこちらを軽くあしらう態度にすごくもやる」って気持ち、どうにも決着をつけにくい。以前、ポッドキャスト番組で、ジェーンスーと堀井美香さんが、誰がどうしたとはばれないよう童話仕立てでそうしたもやもや話をされてて…深く頷いた。そっくりー!!!
私の場合、某Aさんを応援し後押しし大きなチャンスを得るきっかけを与えた。誇らしく嬉しい気持ちでした。その後Aさんはそれを足掛かりとし飛躍的にステップアップ。が、それをAさん本人からは知らされなかった。そしてそれを本人まったく悪びれてない。あーもやるもやる。Aさんは私への感謝を忘れないと、信じ込んでいたんだ。見返りなんか期待していなかったはずなのに。
得てして人は、自分の成功は、自分自身の頑張りと実力によると強く思うもの…それが100%間違いとは言い切れないのだけれども…。
「神は見返りを求める」は、多くの人が経験する“この”もやもやです。
今年のお正月、横浜駅近くで、前を歩く男性が手袋を落としたことに気付き、拾って慌てて渡してあげました。が、その人はひったくるように私から手袋を取り上げ何も言わず立ち去った。日本語わからなかったのかな、聾者だったのかな、よほど機嫌が悪かったのかも…いや、それでも会釈するなり感謝の意思表示はできるでしょーよ!
かように人は見返りを求めてしまうものなのです。 つづく

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