福岡と「自転車」

明日から10月。
その10月から、福岡県では自転車利用者の損害賠償保険への加入が義務化されるという記事を目にした。

もろもろ条例が改正されており、「罰則などはないが、より加入を促しやすくなる」という狙いがあるようだ。対象者は、

・自転車を利用する者(子どもが利用する場合はその保護者)
・事業活動において、従業員に自転車を利用させる事業者
・自転車貸付業者

のようで、いま街中で見ない日はないほど多い、デリバリー関連・シェアサイクル系も網羅していると思われる。

自転車事故による損害賠償の事例は何度か見たことがあって、想像しないくらい高額な賠償事例があることは知っていた。
HPで事例を改めて見て、1億円弱の損害賠償が発生することもあるのだと、自転車事故の怖い部分を再認識した。

日本全国で同じなのだろうけど、本当に福岡の街中ではUber Eatsの大きなリュックを担いでいる人を多く見るようになった。天神の商店街のあたりでは、すぐに依頼を受けられるようにするのだろうか。同じリュックを傍らに、自転車を停めて話をしている人たちを目にする。道路に出れば、颯爽と自転車を走らせて配達に向かう人も多い。

加えて、Charichariの赤い自転車も見ない日がないくらいだ。駐輪ポート間のみの移動を定期的にする人の利用が多いのだろうか。決まりきった箇所の移動や、ある程度の距離を周遊するのであれば、シェアサイクルはとても良いサービスだと思う。

クロスバイクの流行や、デリバリーサービスの流行が後押しした部分もかなり大きい。が、福岡はそもそも自転車利用が結構ある地域だと思っている。
鉄道網が東京や大阪といった大都市圏から比べると、網羅されている印象がない。車やバスの利用が主流な部分もまだまだある気はしており、免許を持たない人が自転車を利用するということは多分にあるはずだ。

自転車事故のニュースはそこまで大きく報じられる印象がなかった。けれど、最近では自動車レーンや高速道路を走る自転車の姿が見られ、問題視されている。
今回の保険加入義務化が、自転車のルールを見直し、事故を減らすものになればいいと思う。

自分はここ7~8年くらい、全く自転車には乗らなくなった。自分の行動範囲は電車と徒歩である程度カバーできてしまうからだ。ただ、シェアサイクルは行動範囲が広げやすく、今まで利用したことはないけれど魅力的。今後利用の可能性は十分にある。

自転車をよく利用する街、福岡。いまの利用の盛り上がりとともに、自分が利用するようになるときがまた来たら、付き合い方はしっかり考えたい。

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