5年日記はじめました
社会人5年目の冬、本屋の手帳コーナーを通りかかったとき、ふと5年日記が目に留まり、「来年からはじめてみようかしら」と、一度手に取ってみた。けれど、右腕にその重みを感じた途端、なんだか急に気後れしてしまい、結局代わりに小さな1年日記を購入した。
5年日記を買うには、(少なくとも私にとっては)ある程度まとまった未来を生きる勇気と覚悟みたいなものが必要だった。今思えば、当時の私は心身ともにバランスを崩し始めていた頃で(無自覚だったというか、現実から目を逸らしていた頃…)、ずしりと