日本一になった時の話。4(裏話)

昨日の優勝を決めた徳島選手。そして同チームだったK住選手は、Kスポ少出身であったこともあり、真っ先に監督のYさんに電話をして報告をしました。「Yさんの教え子が日本一を取りました。本当に有り難うございました。」と電話したらまぁまぁ嬉しそうでした。

そして、この大会、女子も実は3位入賞しています。当時山口県の中学校名物指導者であるO氏が率いるTスポ少。このチームに惜しくも敗れました。このチームは確か4連覇を達成するのかな。
この女子チームの柱がK澄とM奈。

実は今大会、福井県の全日本予選と重なるという事件が起こっており、ジュニアの部に出れば十分に通過のチャンスがある徳島、K澄、M奈。正直、全日本の大会と、全日本の県予選を重ねるなよとかなり当時は激怒して抗議した私がいましたが、どうしようもなくどちらかを取るという究極の選択しかありませんでした。

私は、本人の人生だから、本人に決めてもらう選択をしましたが、全選手がクラブ選手権を選択してくれてとても嬉しかったのと同時に、こんなに熱い想いを見せられたら、絶対に勝たせなきゃと自分にプレッシャーをかけた記憶があります。

ですので、優勝インタビューの時にはこの事実を載せて欲しいと懇願したのですが、どの雑誌も書いてはくれませんでした。笑
今考えたらそんなマイナスな要素、書く必要ないですもんね。
そして、徳島、K澄、M奈になぜ可能性のあった全日本ジュニアを選択せず、クラブ選手権に出てくれたのか聞きました。

全員、答えは団体の方が楽しいし、全日本ジュニアはまた来年出れますからと。この時点で涙ものですが、こんな想いを背負って試合した結果、日本一です。泣かないはずが無いですね。

と言うわけで、日本一の更に裏側でした。

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