日本一になった時の話。9

さて、史上2チーム目のアベック優勝を果たし、私達のクラブは方向転換に成功。H塚も私も、クラブに対する不満も、忘れる良いきっかけになってくれました。そして、昨年準優勝で、今年は必ず優勝すると決めていた全国ホープスの1ヶ月前で、とても良い結果が出て、全国ホープスにも凄く良い気持ちで入れました。

東京で行われる全国ホープスで、非常に大事なことがあります。昨年準優勝した理由の一つとして、他のチームは9時から開場で、15分しか練習できずに9時半から第1試合が始まります。初日や2日目の予選リーグなどには影響しませんが、準々決勝から始まる最終日には、朝の練習が出来るかどうかが非常に重要になってきます。

幸い、私たちは数年前から東京のM中学・高校に出入りして、O先生にはとても良くしていただいていました。準優勝の時にも、新宿に宿泊していましたが、朝6時前には移動し、6時半頃から練習をさせていただき、十分汗をかいた状態で会場に移動していたため、3日目の準々決勝のTC○○カワ戦は最初からハンディをもらって試合をしているような状態でした。

今年は優勝をするために、朝から練習できる環境を持っていることは非常に重要でした。そしてこの年は、O先生が好意でなんと学校に宿泊させていただき、起きてすぐに練習。試合が終わってからも調整が行えるという最高の環境を用意して下さいました。我々は、試合の2日前から東京に入り、事前調整合宿を行うことも出来て、万全の体制で臨んだのでした。

そして、全国ホープスが開幕しました。

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