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「独り占めごっこ」子供喜びます

娘がまだ小さくて、娘を真ん中にし、川の字で寝ていた頃のことです。

寝かしつけで私が娘をハグしてまどろんでいると、隣にやってきた夫がそ~っと私の腕をどかして、ハグを横取りしました。
すると、娘がケラケラ笑って喜ぶんです。

私も負けるものかと、娘をハグしている夫の腕をそっとどかしハグを取り返したら、また夫が奪いに来て、娘が大笑い。

あんまり娘が喜ぶので、お互い寝たふりをしながら娘の奪い合いをしていたら、とうとう娘が言いました。

「順番にだっこしてあげるから、待ってて!」

私も夫もおかしくて笑ってしまいました。

依頼、ことあるごとに娘を奪い合う「独占ごっこ」を楽しみました。

自分を奪い合うほど両親から愛されているのだと感じるらしく、この遊びをすると(娘は遊びだと気が付いていません。)、娘はいつもニヤニヤが止まらず、嬉しそうに私達をなだめてきます。

「ケンカしないで、順番にね!」と。

幸せなひとときでした。


言葉で愛情を表現するのもいいですが、こんな風にユーモアいっぱいに、行動で愛していることを伝える夫が、なんて素敵なのだろうと思いました。

この奪い合いを幼い頃から見ていたせいか、私と夫がハグしていると、娘が必ず間に割り込んで邪魔してきます。

元気の充電をしてもらっているところなのに、見つけると走ってきて間に無理やり割り込んでくるのです。
今度は、私と娘がお父さんの奪い合いです(笑)

夫はいつも、「サンドイッチ、サンドイッチ!」と言うので、結局3人でハグする形になってしまいます。そうじゃないんだよなぁ…。 

そして、何故か私一人だけ取り合いになりません。
なんとも寂しい私なのでした…。



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