見出し画像

芝居とバスケとわたし

本エントリーは「川崎ブレイブサンダースAdvent Clendar 2019 -Adventar」の11日目のとして寄稿するものです。

昨日のKENTAROH SASAKIさんの素敵な投稿
『3児の父の朝は早い ~ひたすら毎日更新~: 3児の父の朝は早い.421~子連れバスケ観戦記~』
子どもさんを連れての観戦記、楽しかったです。

会場でお見かけするたくさんの子どもたちを見ると
小さい頃から本物に触れられることが羨ましく
精一杯選手の名前を呼ぶ声
小さな赤ちゃんがよちよち歩くようになる成長過程
なんだかみんな「ファミリーの子どもたち」と勝手に思ってる、見知らぬ大人です。

さて、そんな(どんな)わたしがアドベントカレンダーに投稿してしまったか
それはある人物の仕業に他なりません…

元来書くのが苦手で
アドベントカレンダーは毎年読むのを楽しんでいたわたしに

芝居とバスケの
似ているところ
似てないところ
面白そうだし読みたいなー(フフフ)
(anzaiさんが困っているよ)



どんな内容でもいいんだよ

アドベントカレンダーは
今日は何が入っているかな?と開けるのが楽しみで、
わくわくするようなものだよ
実際の中身はなんてことないものでも、
一つ一つ、一日一日開くのが楽しみで、
入っているものはみんな素敵で
きらきらして見えたよ
(引用:その人物のとあるアドベントカレンダーの言葉より。素敵な言葉。)

そんな言葉たちを読んで気分が乗ってしまい
酔った勢いなのか、なんなのか
わたしが読みたいと思い
書くことにしました



わたしは芝居が好きです
そしてバスケが好きです
そんなわたしが全国遠征するまでに至った(道半ば)過程は
まるで芝居を愛してきた人生を反芻しているかのようで
なんだか必然だったのだなぁと思い始めた
というのを始まりに

芝居とバスケ

という視点で振り返ってみたいと思います

芝居、演劇に全く興味関心のない方は
何が言いたいのかわからないことでしょう


わたしにとっての芝居の楽しみ

芝居と言ってもそれは様々あって
わたしが好きなのは
ジャンルとかでもなく
選ぶ基準が
演出家、主演と脇役、劇場と照明や音楽、
作り出す人たち
もちろん作品そのもの
興味惹かれるか、触覚が動くか
など


演出家
大好きな演出家がいる
その人が作る芝居は
どんな題材でも一回は観る
初演、再演、全国どこでも関係なく
稽古場見学をしたことがあるのだけれど
なんていうかその人の魂に惹かれてしまった
この人が作品に込めたものを観たい


主演と脇役
好きな役者がいる
主演もやるけど、あまりそういうタイプではない
10代の頃から板に立つのを観てきた
最初は目立たないチョイ役で
でも面白い演技をしていて夢中になった
今や、とても味のある、素敵な役者になった
目立たなくてもいい、役をどう演じるかが見たい
できれば表情、目の動きを見たいので
防振双眼鏡で

ちなみに
新人にしかないガムシャラさとか
思い切りの良さとか歯痒さとかに弱い
見つけてしまったら
次の作品なにかな、と帰り道必ず調べてしまう

劇場
その劇場独特の雰囲気
音の響き、照明、装飾、舞台装置
空間、客席との一体感
箱の大小は関係ない
特に大好きなミュージカル作品は
大好きな劇場の座席指定で観たい
全国各地にそんな劇場がある


作品を作りだすすべての人たち
端役も、照明も、道具も、装置も
目立たない場所でもなくてはならない存在の人たち、モノで
芝居は成り立っている

作品そのもの
座の雰囲気が出ている作品を見ると
作られてきた工程に思いを馳せる
きっと色んなことがあったんだろうなと
そういうのも好きな一つ

もちろん当たり外れはあるけど
「観て良かった」と思える作品に出会う喜びで
また次を探してしまう


わたしにとってのバスケットボール


はじめてのとどろきアリーナ
ある日同じ職場の友人に誘われ行った
とどろきアリーナ

最後に観たバスケはいつだ?地元の体育館で見た地元のチームか?旅先で観たNCAAか?それも何故だか覚えていないかなり昔のこと

はじめてのとどろきは、想像を超えてきた

大事な一戦だったというのもあるかもしれないけど
試合そのものの面白さはもちろん
HC、選手、会場の雰囲気、ぜんぶ
すべてが最高のエンターテインメントだった

バスケを好きな人からすれば
エンタメなんてのから入ってるのは邪道かもしれないけれど

あれ?この感覚
何かに似ている…
目の前で繰り広げられる
目まぐるしい試合展開
ルールも、選手の名前も
その成り立ちも
何もわかっていない人に
これほどまで「楽しい!」「悔しい!」「がんばれ!」
最後には「ありがとう!」
感動した

会場全体の盛り上がり
チームの一体感
熱のこもったヘッドコーチの姿
キャプテンが吠える
ベンチメンバーも一緒になって喜び、声を上げ、興奮していた

まるで大好きなミュージカルを観たときの
ドキドキ
ワクワク
高揚感とかふつふつ湧き上がってくる何か


あの選手が気になるなー!(※残念ながら移籍)
次の試合はいつ?
行きたい!行く行く!
そう話す帰り道だった


芝居とバスケ、似て非なるもの
芝居は、観客は会場を作る1人ではあるけれど
その大抵が「参加する」ものではなく
ストーリーは決まっていて
発せられるものに耳と心を傾けて
受け止め、自身の中で咀嚼する
同じ作品を見た人と共感することはあれど
それは場を離れた後
1人で観劇することの方が多いから
そもそも共感自体を求めていない

人気や賞レースはあれど
導き出す先は観客の心だと思う(主観)


似ているのかな
と思っていた
ライブ感
二度と同じものは見られない

でも
一緒に応援する
一緒に戦う
その場を作る1人になれて「仲間」になれる
と感じたバスケットボールというスポーツ

声を出して
喜びも悔しさも味わって
勝ちたい
と思わせてもらえる


指揮官【演出家】のもと
素晴らしい選手たち【主演と脇役じゃないよ全員主役だよ、大好きなあなたを心から応援してるがんばれー!】を見るために
とどろきアリーナ【劇場】に集まって
思考を凝らした演出とセク山さんの最高の音楽【照明や音楽】も楽しんで
スタッフの皆さんや、会場に集まるファミリーの皆さん【作り出す人たち】と声を出す
勝利という結果への道筋【作品そのもの】に

楽しいことも、悔しいことも
悲しいことも、つらいことも

バスケを見て
大好きな選手を応援することで元気をもらって
次の一歩を踏み出そう、頑張ろう
そんなふうに思えるなんて
最高じゃないか


バスケはただのど素人だし
(芝居だって好きなだけで観る専の素人同然)
長年応援してきたわけでもない
選手の過去を見知っているわけでもない

ただ川崎ブレイブサンダースが大好きという気持ちと
仲間に入れてくれるファミリーの暖かさのおかげで
あれよあれよと全国各地へ
芝居を観る回数が激減するのも当たり前(でも好き)
「川崎ファイトー!」と輪唱(違)する


双眼鏡をカメラに持ち替えて
結論、好きなことにはとことん
どこへでも行く
自分の性分は何も変わらないな
という話でした


これが読みたかった内容なのかはわかりませんが
2019年の終わりに振り返りができて
よかったです


明日は
とある遠征先で2日間違う席に座ったのに
2日ともお隣同士(笑)
しかも同じ背番号の選手を応援してる
そして会場でチョコレートくれたりする優しいkoukouさんです

最後まで読んでくださって、ありがとうございました!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?