UDの指導:やること⑪わかりやすいルール指導【2分で読めます】
小学校の教員3年目です。
教室のルールをあげたらきりがありません。
どこから指導したらいいでしょうか?
この疑問に答えます。
確かにルールは言い出したらきりがありませんね。
また,問題が起きる度にルールが増えていくのも学校,社会の常です。
そこで,優先順位をつけて,ルールの定着を図りましょう。
しつけの基本的な三本柱(横山浩之医師より)
①名前を呼ばれたら「ハイ」
②席を立つときは,いすを机の下に入れる。
③脱いだくつをそろえる。
この3つをまずは徹底的に指導して,できたらすぐにほめましょう。
<その他の主なルール>
■落ち着いた授業を成立させるルール
・挙手は肘を伸ばして→できている子を当てればよいです。
・机上の整理。無駄なものを置かせない→隣同士でチェックしあいましょ
う。
・話すときのルールと聞くときのルールを決める。
…発言は挙手をして「~です」「~と思います」と言う。
→挙手をせずにした発言=不規則発言を,先生が取り上げているとルー ルは身につきません。また,盛り上がっているように見える「ハイ!
ハイ!授業」はメリットなしです。
・聞くときは,口を閉じて,発言している子の方を向く。
・机の中の整理→週1回でもいいので,整理する時間をつくりましょう。
早く終わった子は,遅い子を手伝います。
・筆入れの中身を減らし,要らないものは持ってこない→家庭でもチェッ
クしてもらいます。
■人としての所作を大事にするルール
・ノートを先生が読める向きに提出する。(これは,大人になってからす
ごい差が付きますよ)
・プリントを列ごとに配布する際,「どうぞ」「ありがとう」の言葉を言
い合う。
<ルールを定着させる方法>
1 わかりやすく教える。
・ルールを絵で掲示する。
・先生が繰り返し言う。
・みんなで実際にやってみる。
2 無意識にできるようになるまで指導する。
・日常的にチェックする(流さない,なあなあにしない)。
◎そして,できている子を徹底的にほめる!これが一番大事なことです。
できていない子を叱るよりも効果的です。
記事のまとめ
・まずは3つの簡単で基本的なルールを徹底します。
・授業のルールなどを加えていきます。
・ルールを定着させるには,わかりやすく教え,できている子を必ずほめる
ことです。
今回は以上です。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
あなたにサポートしていただいた資金は,インクルーシブ教育を進めるため大事に使わせていただきます。